彼と別れた時に読むべき恋愛小説ベスト3!失恋を癒す恋愛の本

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彼と別れて失恋した女性

(出典:photo by karpov the wrecked train クリエイティブコモンズ)

 

憧れだけの片思いなんて、つらいうちに入りません。

一緒にいた相手と別れた後の、心の痛みと空虚感。

大人でしかわからないこの痛みを表現してくれる恋愛小説、別れた心を癒してくれる恋愛小説があります。

好きな人と別れて何をしても落ち込んじゃう、心が疲れたあなたに
読んでいただきたいストーリーをご紹介します。

 

大好きな人と別れた心を癒してくれる恋愛小説『Presents』角田光代

 

普段は存在に気づかないかもしれません。

でも、あったかくてかけがえない、愛という「贈り物」。

その「贈り物」をテーマにした恋愛小説がこのストーリーです。
好きな彼と別れて傷ついた心に沁みとおる恋愛小説ばかり。

「ああ、これわかる」女性なら、誰もがそう思うでしょう。

彼と別れたばかりであれば、つらくて涙があふれてくるかもしれません。

でも、少し前をむかせてくれるような、あったかいストーリー達です。

一番のおすすめは「名前」という小編ですが、
ここでは別れと幸せをモチーフにした恋愛小説をご紹介します。

 

長い付き合いの後で彼と別れた喪失感に共感する恋愛小説「合い鍵」

長く付き合った彼と別れて失恋した時におすすめの小説

(出典:photo by Jordan Sarkisian クリエイティブコモンズ)

 

編集プロに勤める28歳の「わたし」は、八年も付き合った彼氏にふられてしまいます。

大学時代から八年間、転職のときも入院のときもずっと一緒にいてくれたカメラマンの彼。

貧乏も、多忙も、喧嘩も、二人で乗り越えてきた相手です。
その彼に、突然別れを切り出されて失恋、別れてしまいます。
理由は、好きな人ができたから。
彼はフリーランスで写真を撮ってる女性と出会い、恋に落ちてしまったのです。

突然別れ話をされて、「わたし」は戸惑います。
彼の話は理解できても、自分の心がついていきません。

でも、彼の気持ちはどうしようもならないものです。復縁はできません。
後ろ髪を引かれながら、「わたし」は別れ話に同意しました。

失恋して別れた後、「わたし」は必死で働きます。
仕事の間は、痛みを忘れられると安堵しながら。

でも週末がやってきます
そう、なんの予定もない土曜日が待っていたのです……。

このストーリーは、どこにでもある、ありふれた話かもしれません。

でも、別れた後の週末、途方にくれるみじめな気持は、女性ならよくわかるはずです

それまで彼と一緒に過ごしていた日常が、消えていってしまいます。
予定を入れようと躍起になっても、さみしさと虚脱感は変わりません。
彼だけが世界じゃないとわかっていても、すべてが灰色になってしまいます。

別れた後に死にたい!とうつ状態になる人も多いでしょう。

でも、世界は続いてます。

そして、人生も続いていきます。

別れてつらい心を引きずってはいられません。

ラストで、主人公はあるプレゼントに気づいて、こう思います。
「捨てたもんじゃない。世界も恋も」。

どうして主人公がそう思ったか、この恋愛小説のページを繰ってたしかめてください。

別れて絶望した気持ちから、少しでも前向きな気持ちになってもらえたらと思います。

 

彼と別れた心の傷をそっと包む恋愛小説「ヴェール」

失恋ですさんだ時におすすめの小説

(出典:photo by Viktors Sesukovs クリエイティブコモンズ)

 

結婚式当日の花嫁の回想でストーリーは展開します。

 

主人公が結婚する男性一弥は、一旦別れてもう一度付き合った相手です。

一弥と別れた理由は、女性にだらしない男性を好きになってしまったからでした。

その男性と付き合っている間、主人公はすさんだ生活を送ります。

満たされない心を、他の男で埋めようとしたのです。

クラブで会った男、偶然再会した同級生、親友の恋人とまで関係を持ちます。

 

そんな彼女を救ってくれたのが、高校時代からの親友たちです。

彼女たちは、いつもどおり付き合ってくれます。見ないふりをしてくれます。

でも、ある時こう言うのでした。

「私たちが、なんでこんなに長い時間いっしょにいると思う?それはね、きれいと思うこと、美しいと思いたいことが、みんないっしょだからだと私は思うんだよ」

自分が穢れてしまっても、わずかに残ったキレイな部分を守ってくれようとする友達がいます。
何があっても支えてくれる相手がいます。

恋愛は普通じゃない状態だから、そんな当たり前のことがわからなくなってしまうけれど。。。

自分をほんとに大切に思ってくれている相手は、他にいるんだよと、気づかせてもらえるストーリーです。

今恋愛が世界のすべてになってしまっている女性、そして別れて心の隙間を埋めるために行きずりの人と関係を持ってる女性にぜひ読んでいただきたいと思います。

この恋愛小説の女性のような行動は、男性には理解できないものかもしれません。

女性が恋愛してる時の自暴自棄にも似た愚かさや激しさ。
でもこの狂気は、女性は誰しも持ち合わせているものです。

作者の角田光代は、女性の感情を描き出すことに定評があります。
『八日目の蝉』や『紙の月』でも、主人公の非常識な行動をストーリーにして共感させてみせました。
角田光代は特に好きな作家ではありません。

かなり昔、年の離れた友達が手渡してくれなかったら、おそらくこの『Presents』を読んでいなかったでしょう。

その時の私は、2年ほど一緒にいた人と別れて、すさんでいたと思います。

心のキレイな友達は、それを敏感に感じ取ってくれていたのだと思います。

ゲーテの名言にこんな言葉があります。
「空気と光と、そして友人の愛。これだけ残っていれば、気を落とすことはない。」と。

その通りですね。

恋愛は盲目になってしまうけど、自分を支えてくれている人がいる。

失恋から立ち直りたいと思う時、彼と別れてつらい時には、
自分には他にも大切なものがあると思い出していただきたいと思います

この『Presents』は、やさしさ小説です。
彼と別れたつらい思いを追体験し、涙します。
そしてそのあとで、あったかな気持ちが広がるのです。

短編なので、すぐ読み終えることができます。

今、彼と別れて傷ついているあなたにも、あったかな気持ちになってもらえますように。

 

(出典:photo by jill111 クリエイティブコモンズ)

present

<小説データ>
『Presents』
角田光代
双葉社
209ページ
2005年12月発売
本が苦手な人の読みやすさ★★★★★
おすすめ年代 10代~50代
おすすめ性別 どちらかといえば女性

<作者プロフィール>
角田光代(カクタ・ミツヨ)
1967(昭和42)年神奈川県生れ。1990(平成2)年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。
代表作は『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞
)、『私のなかの彼女』(河合隼雄物語賞)など。著書多数。

 

 

心も身体も離れがたい相手と別れた人におすすめの恋愛小説『私の男』 桜庭一樹

人生で一番愛した人に失恋した時に

(出典:photo by  Jay Aremac クリエイティブコモンズ)

 

年の離れた男と少女との愛を扱った恋愛小説は、そのモチーフというだけで忌み嫌い、軽蔑する人もいるはずです。

この恋愛小説を酷評する人は、酷評しています。幼女性愛。性的虐待。。。

でも、少女がその相手を愛していたら?

人を好きになるのは、どうしようもないことだという事実を読み手につきつけます。

この恋愛小説に描かれた愛のけだるさ、逃れ難さ、どうしようもなさ…。
それって、誰もが実際体験しているものではないでしょうか。

 

現在24歳の花の結婚式からストーリーは始まります。

結婚式に出席する花の親族は、養父である淳吾だけ。
落ちぶれた貴族のように優雅な淳吾は40歳ですが、今は何も職に就かず、花の稼ぎで生活しています。

花は9歳のとき大震災で家族全員を失いました。

天涯孤独の花を引き取ってくれたのが、遠い親戚である25歳の淳吾です。

まだ若い淳吾は、必死で幼い花を育てます。
日々の仕事に追われながら、お弁当を作り、洗濯をし、元気がなければうろたえて…。
すべてを投げうって、淳吾は花を育てるのです。

孤独な二人は、身を寄せ合って、生きています。
でも、そこには隠さなくてはいけない秘密がありました。

まだ子供である花と淳吾には身体の関係があったのです。

そしてもう一つ、淳吾と花の関係には衝撃の事実があるのです。

桜庭一樹は女流作家なので、性描写にいやらしさはありません。

また、『ロリータ』の読後に感じるような不快感もありません。
少女性を愛する『ロリータ』の主人公の男は、成長してしまったロリータに、失望を覚えます(でもまだ十代!!)。
失礼ですよね!

淳吾と花は、一心同体です。
花が大人になってお互いもう身体は求めなくなってしまっても、そこには愛着と愛情があるんです。

でも、小説の冒頭は花の結婚式。
花は他の男と結婚します。
自らのこれからの人生のために、淳吾と別れて、離れていくのです。

離れられない、そばにいたい、でも離れなきゃいけない…。

愛には別れという形もあります。
人生では、愛し合っていても別れないといけないことがあります。

そういう相手のことは、ずっと忘れることができないから苦しいんですけど。

それにしても、です。東野 圭吾の『秘密』もそうでしたが、
小説では相手の幸福を願って身を引くのが男。

現実は逆なんですけどね。
ストーカー事件の八割以上は男性によって引き起こされたものです(H26年)。

どちらにしても、男女問わず、恋愛は自己中心的です
相手の都合お構いなしに、欲しいと思うものです。
そうじゃないと恋愛ではありません。

だから、大好きな相手と別れた時には、本当につらいです。

でも、今、手に入らなかった恋愛のせいで死にたい気分になってる人には、
この恋愛小説で感じとってほしいんです。

恋愛中は普通じゃない状態なんだってことを。

「対幻想」という言葉もあります。
恋愛は自分の幻想にすぎないのかもしれません。
恋愛が自分の幻想であるなら…。

今は別れて疲れた、もう恋愛したくないと思っていても自分の気持ち次第で、何度でも人を好きになることはできます
忘れられなくても、また誰かを好きになれる日が来ますように。

失恋から立ち直る男女

watashinootoko

<小説データ>
『私の男』
桜庭一樹
文藝春秋
464ページ
2010年4月発売
本が苦手な人の読みやすさ★★★
おすすめ年代 20代~40代
おすすめ性別 男女とも

<作者プロフィール>
桜庭一樹(サクラバ・カズキ)
1971年島根県生れ。鳥取県育ち。
2007年の『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。
同書はドラマチックな展開で個人的におすす
め。また2008年の本作で第138回直木賞受賞。

 

別れてうつ状態で落ち込んでいる人に『100万回生きたねこ』佐野洋子

大好きな人と別れて失恋し絶望した女性

(出典:photo by martinak15 クリエイティブコモンズ)

 

タイトルを耳にしたことのある人は多いでしょう。
有名な絵本ですが、不思議な絵本です。

読む人によって、感じ方も受け止め方も違うかもしれません。
主人公は、100万回死んで100万回生まれ変わったねこです。

 

100万回の人生で、100万人の飼い主がねこを愛し、ねこの死に涙します。
飼い主には王様もいれば船乗りもいたし、女の子もいました。

でも、ねこは飼い主が嫌いでした。
ねこはどの飼い主のことも愛しませんでした。

ある時ねこは野良猫として生まれ変わります。
ねこは自分が大好きになります。

たくさんのメス猫が言い寄ってきますが、ねこは興味を示しません。

けれども、ねこは唯一自分に関心を示さなかった白猫と一緒にいたいと思うようになっていきます。白猫もねこの思いを受け入れました。

白猫はねこの子供を産みました。

やがて白猫は老いていって、ねこの横で息を引き取ります。

初めて悲しみを知ったねこは、初めて泣きます。
100万回泣いて、ねこは白猫のそばで死ぬのです。

そして、ねこは二度と生き返ることはありませんでした。

 

私たちは愛することを知ったとき、初めてホントの心の痛みを経験します。
悲しさの意味を知ります。

別れてやっと人の痛みと、それまでの自分の酷薄さに気づくのです。

他人の愛のありがたさはなかなかわからないもの。

特に若い時は、後から振り返って赤面するほど傲慢だったりします。

相手の気持ちがわかっていて冷たくあしらったり、さみしい時だけ呼び出したり。

自分を愛してくれる相手を、ズタズタに傷つけます。

そして、別れて自分が傷ついた時にハッと気づくんです。
どうしてあんなことしたんだろうって。

実際は、傷ついただけやさしくなれるほど、人間はすぐに成長できません。
そして恋愛してる人は、みんな身勝手です。

でも、今、別れて傷ついている人は、きっと前より人の気持ちに寄り添えるようになっています
傷ついた人を見て、心が痛むようになっています。

今、恋愛で心がボロボロになっているのは別れてうつ状態になってしまっているのは、
相手を愛していたということ。

それだけ人を愛することができる人、深い恋愛を経験した人は、素敵だと思います
どんなに愛していても、生きてるかぎり別れはやってきます。

だからまだ、死ぬわけにはいきません。
生きなくちゃ。

失恋や別れを忘れられなくてもいいから、前を向いてください。

きっとまた、愛することができる人に出会えるはずです。

今は笑えなくても、心から笑える日が一日も早く訪れますように。

素敵な恋愛があなたを待っていますように。

 

hyakumankaiikitaneko
<小説データ>
『100万回生きたねこ』
佐野洋子
講談社
31ページ
1977年10月発売
本が苦手な人の読みやすさ★★★★★
おすすめ年代 ~90代
おすすめ性別 男女とも

<作者プロフィール>
佐野洋子(サノ・ヨウコ)
1938年中国 北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒。
「おじさんのかさ」(講談社刊)、「わたしのぼうし」(ポプラ社刊)
「だってだってのおばあさん」(フレーベル館刊)など。

 

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吉乃川なつ

吉乃川なつ

本とお酒が大好き! 本は小説からビジネス書、マンガまで前に出されたら何でも読んじゃいます。お酒もビール、日本酒、ワイン、すべて愛しています。 人生や仕事に疲れたみなさんに、ホッと安らげるような記事をご提供できればと思います。

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4 Responses to “彼と別れた時に読むべき恋愛小説ベスト3!失恋を癒す恋愛の本”

  1. […] 別れた時に読みたい本の一冊でもあります。 […]

  2. […] 大好きな人と別れてつらくてたまらない時には、こんな素敵な小説もおすすめです! […]

  3. まち より:

    3年半、愛し合った彼と別れて4ヶ月が過ぎました。
    何気ない喧嘩だと思っていました。
    それが…突然の別れになってしまいました。
    私の全てを包み込んでくれていた彼を失って、仕事に打ち込む毎日です。
    でも…気がつくと彼の事ばかり考えています。
    失恋した心を小説を読んで癒やしたいと思います。

    • 吉乃川なつ 吉乃川なつ より:

      3年半、付き合った彼氏と別れるのは非常に辛いですよね。
      特に突然の別れとなると、気持ちの整理が付かないのも良くわかります。
      まちさんはまだ、彼への思いがあると思いますし、
      すぐに忘れることは出来ないかもしれません。

      強い記憶は忘れようとすればするほど、忘れられないものです。
      考える時間が多いほど忘れにくいです。

      ただ、時間がきっと解決してくれます。

      週末もいろんな予定を入れて、
      なるべくいろんな人に接して考える時間(暇な時間)をなくしてみてください。

      気持ちの整理が徐々について、いつかまちさんがまた人を好きになれるよう心から願っています。

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