ストレスや孤独や悩みで疲れた中小企業経営者におすすめの本

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疲れを感じている経営者

日本の企業のうち、99.7%にあたる385万3千社は中小企業です。
働く人も約7割は中小企業に勤務してます。
そう、日本の経済、雇用を支えているのは中小企業なんです

技術力もすごい。
例えばスカイツリーのバネで名高い東海バネ工業は、従業員80人ほどの規模です。

でも、中小企業はつらい。
リーマンショックの時のように景気が悪くなれば取引先からの受注が減るし、
景気がよくなれば人の確保に苦労するし。

特に、中小企業の経営者は大変です
自分の家を抵当に入れて融資を受ける、なんてこともあると聞きます。

しかも、経営者孤独です
最終的な決断は全て自分。責任も自分。
「俺のせいで従業員を路頭に迷わせてはいけない」と夜も寝付けない…。
そんな話を伺ったことがあります。
ストレスですよね。

それなのに、業績が悪化して苦渋の末ボーナスカットすると文句を言われるし、
スピード重視で決断するとワンマンだと言われるし。孤独感が半端ない。

どこか会社に対して他人事のような社員にイラッとくることも多々あると思います。

でも、ムカっときても、「社員を大切に、みんなに平等に」と神経を使います。

それなのに、あら探しされて悪口を言われるのが経営者の宿命!?

ほんとにやりきれませんよね。

取引先に気を遣ったり、女性従業員に気を遣ったり、毎日がストレスフルです。
どうせ誰もわかってくれないし孤独だという現実は如何ともしがたい…。
でも、ストレスを感じた時に元気が出るおすすめ本をご紹介します。

ストレスや孤独に悩む中小企業経営者も元気が出る本『下町ロケット』池井戸潤

中小企業の経営者におすすめの本『下町ロケット』のロケット

ドラマ「半沢直樹」で一躍有名になった池井戸潤ですが、私の推す本は『下町ロケット』です。
小さい中小企業が大企業をやりこめるなんて実際にはあり得ないけれど。
でもだからこそ胸をすく展開がストレスを解消してくれます。
落ち込んだ時、悩んだ時はもちろん、ストレス孤独を感じた時におすすめの本です。

ストレスや孤独に悩む中小企業経営者も元気が出る『下町ロケット』のあらすじ

ストレスを感じて寝転がる経営者

43歳の主人公佃航平(つくだこうへい)は、父の工場を継ぎ、佃製作所を経営しています。
佃製作所は、小型エンジン等を製作する資本金3000万、従業員200名の中小企業。

元々研究者としてロケットのエンジンを開発していた佃でしたが、
父の製作所を継いでから、研究開発で成果を上げ、売り上げを三倍に伸ばしています。

本の最初から、佃に試練が襲いかかります。
売り上げの十分の一も占める大手取引先が、発注を取りやめると通告するのです。

そればかりか、技術を狙う一部上場企業ナカシマ工業が、
特許侵害の裁判を起こしてきます。

ナカシマ工業は佃製作所の資金が尽きるのを待って、傘下に収めるつもりです。
大企業は、中小企業の痛いところをついてきます。

しかも、ナカシマ工業がプレスリリースなどしたため、他の取引先も離れていってしまうのです。
資金繰りがやばい!
さらに会社内では方針をめぐる対立が表面化します。

このハラハラするような展開はぜひ本のページをめくっていただくとして、
佃製作所の特許を狙う企業は他にもありました。

国のロケット事業を担う大企業、帝国重工。
ロケットエンジンの基幹となる水素エンジンのバルブシステムの特許を取り損ねた巨大企業が、
佃製作所に技術を売れと、特許を使わせろというのです。

尊大な態度に、佃は毅然として立ち向かいます。
自分たちに、バルブシステムを作らせてくれるよう提案します。
でも、巨大企業は次々難題を吹っかけてきて…。

社内には、自社でロケットエンジンの部品を作ろうとする佃に反発する社員も多くいました。
特許でお金をすぐ得た方がいい、と。
でも、大企業の尊大さを前に、社員たちは一丸になります。
中小企業のプライドをかけて闘います。

夢と誇りを持った佃や社員たちの姿に、胸が熱くなります。

ストレスや孤独に悩む中小企業経営者におすすめの『下町ロケット』元気が出るポイント

元気な経営者の手

佃製作所は、中小企業とはいえ大きな規模の会社です。
「うちとは違う」と思うかもしれません。

また、佃には、一緒に闘ってくれる社員達もいます。
そこも「うちにはこんな社員いないし」と感じるかもしれません。

でも、物語中盤で佃の感じるストレスや孤独感は、経営者の方であれば経験があるのではないでしょうか。

特許で手早く資金を得た方がいいと考える社員たちが、佃に詰め寄ります。
佃の夢を「それは社長の個人的な話じゃないですか」と切り捨てます。

会議ではあからさまに舌打ちする人間もいたり、「わかってねえよ」と言われたり。
社員の心が離れていくのを佃は感じます。孤独です。

会社のため、社員のためを考えて働いてきた佃でしたが、
社員たちにしてみれば「やってあげてる」感がある。
自分たちが「背負ってるぞ」感がある。

このあたりの状況描写が池井戸潤はうまいです。
経営者は孤独です。ストレスが一杯です。

そして佃を悩ませる資金繰り。
技術を狙う大企業はライバルは汚く、兵糧攻めを狙います。
「会社に倫理など必要ない。会社は法律さえ守っていれば、どんなことをしたって罰せられることはない」

読んでて、「ああー」と思う方も多いと思います。
大企業からの値下げ圧力や受注取り消し、銀行の貸し渋り、苦い経験をされた方も多いはず。

実際はこの本のような状況だったら、経営者は夢を追わずに特許を使用させちゃうと思います。
それだけで年五億とか言われたら、自分の夢は追いかけられない。
会社がバラバラになっちゃうでしょうからね。

でも、この本では会社が一丸になって夢を追いかけます。
みんなが一体になっていく過程にゾクゾクし、クライマックスには涙がこぼれます。

スカッとストレス解消させてくれます。
ストレスフルで孤独な毎日に疲れた時に、ぜひ手に取ってください。
時間も悩みも忘れて、元気が出ます!
ただし、ページの長いことが欠点です。

 

池井戸潤の作品には巨大企業に立ち向かう運送会社を描いた『空飛ぶタイヤ』もあります。
熱く、手に汗を握る、そして感動できる小説です。
中小企業が巨大な企業に立ち向かう構図はこちらも同じ。
胸をすく展開は、水戸黄門さながらです。

だからいいんですよね。
ハラハラしながらも、安心して読める。

池井戸作品では、正義が勝ちます。

誠実で、一生懸命、ひたむきにやってる人たちが勝ちます。

うれしいですよね。
現実とは違うのかもしれませんが、
こうあってほしい展開になってくれます。

『ルーズヴェルト・ゲーム』も同じく面白い。
野球好きには特におすすめです。

本作が気に入った方はこれらの作品もどうぞ!

「小説を読む時間がない!」という方には、孤独な経営者におすすめの、元気が出る名言があります。要チェックです!

また、「成功したい!時間がないけどおすすめの最新本を読みたい!」という経営者の方には、こちらのビジネス書3冊がおすすめです!

<小説データ>
『下町ロケット』 (小学館文庫)
池井戸 潤
小学館
496ページ
本が苦手な人の読みやすさ★★★
おすすめ年代 30代~60代
おすすめ性別 男性
みんなが読んでる度★★★★
キンドル版あり

<作者プロフィール>
池井戸 潤(イケイド・ジュン)
1963年6月、岐阜県生まれ。「果つる底なき」(講談社文庫)で江戸川乱歩賞、「鉄の骨」(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、本作「下町ロケット」(小学館文庫)で直木賞を受賞。大人気の半沢直樹シリーズに「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」(文春文庫)、「ロスジェネの逆襲」、「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社)。

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吉乃川なつ

吉乃川なつ

本とお酒が大好き! 本は小説からビジネス書、マンガまで前に出されたら何でも読んじゃいます。お酒もビール、日本酒、ワイン、すべて愛しています。 人生や仕事に疲れたみなさんに、ホッと安らげるような記事をご提供できればと思います。

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One Response to “ストレスや孤独や悩みで疲れた中小企業経営者におすすめの本”

  1. […] この作品は読まれていらっしゃいますよね? […]

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