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死にたい。

消えたいほど疲れた。

もう生きていたくない。

 

わたしたちが生きているといろんなことがあります。

引きこもり、仕事がない、お金がない、病気、事故…

ときには疲れ果ててしまって、きっと誰もが楽になりたいなと自殺が頭をよぎることもあります。

死にたくなってしまうこともあります。

あなただけではありません。

きっとあなたはこんなに苦しんでいるのは自分だけだって思うかもしれません。

でも、72億人が住んでいるこの世界にはあなたと同じような苦しみを味わっている人がきっといます。

 

わたしも人生で何度か、死んだほうが楽だなと思ったことはあります。

そのとき抱えていた苦しみから解放されたくて、そんなふうに思いました。

わたしは信頼している人に自分の気持ちを話しました。

こんな話をしていいのだろうか、と不安な気持ちもありました。

でも、すんなり聞いてくれました。受け入れてくれました。

今も感謝しています。

 

あなたも一人で抱え込まないでください。

あなたは一人じゃありません。誰かにあなたの気持ちを話してください。

きっと受け入れてもらえます。

 

わたしたちの頭に自殺がよぎるほど疲れた時には、きっと孤独を感じています。

信頼している人に話すだけじゃなく、同じような境遇の人の言葉を聞くことで安心できることもあります。

自分は一人じゃないんだと。

同じように悩んでいる人がいることを実感するためにいい方法があります。

歌を聞くことです。

 

死にたい、消えたい、生きたくない気持ちを歌詞にした歌があります。

きっと今のあなたが共感し感動する歌です。

そんな歌をプロのライターが歌詞に注目して選びましたので、ご紹介します。

 

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死にたい、消えたい、生きていたくない時に聴きたい歌ランキング第3位 生きてることが辛いなら/森山直太朗(2008年8月発売)

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作詞:御徒町 凧(おかちまち かいと) レーベル:NAYUTAWAVE RECORDS

 

森山直太朗のやさしい歌声が胸にひびきます。

気がつくと、涙が流れています。

涙が溢れてきて、止まらなくなります。

 

“生きてることが辛いなら

悲しみをとくと見るがいい

悲しみはいつか一片の

お花みたいに咲くという

そっと伸ばした両の手で

摘み取るんじゃなく守るといい”

 

歌詞も、曲も、歌声もすべてがやさしいです。

 

歌詞はもともと森山直太朗さんの友人である詩人の御徒町凧さんが作った「詩」です。

御徒町凧さんの奥さんが本谷 有希子(もとや ゆきこ)さんという美人作家で、大江健三郎賞、三島由紀夫賞を受賞されています。

3度芥川賞候補にもなっており、もしかしたら近々受賞されるかもしれません。

 

詩人である御徒町凧さんが作られた歌詞はふしぎと心がすっきりします。

慈悲深い詩です。

 

この歌にはこんな歌詞があります。

“生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい”

この歌を聞いていると、小さく死んで天国にでもいったような心地よさがあります。

おだやかで、あたたかで、ぬくぬくとして、本当にまるで天国みたいな歌です。

 

癒されて感動するおすすめの歌です。

 

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死にたい、消えたい、生きていたくない時に聴きたい歌ランキング第2位 僕が死のうと思ったのは/中島美嘉(2013年8月発売)

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作詞:秋田ひろむ レーベル:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ

 

消えたい、生きたくない人は共感して感動するのではないかなという歌詞がたくさんある歌です。

 

“僕が死のうと思ったのは 心が空っぽになったから

満たされないと泣いているのは きっと満たされたいと願うから”

 

わたしたちが苦しんでいるのは、こうなってほしい、こうなりたいという願いがあるからですよね。

なにかを失って苦しいのであれば、まだ失ったことを受け入れられないからです。

いまの自分の状況を受け入れて、いまのままでいいやと思っていれば人は苦しまないです。

 

こんな歌詞もあります。

“死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きる事に真面目すぎるから”

 

よく「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」と言われます。私もそうだと思います。

同じように「死にたい」の反対は「生きたい」ではなく、生きていても死んでいても変わりがないような無気力な状態だと私は考えています。

死にたい人は、いいかげんに生きている人ではありません。

死にたくなるのは、それだけ真剣に生きているからです。

死にたい人は、誰よりも生きたい人で、懸命に生きようとしている人です。

だから自分を責めないでください。

 

引きこもりの人の気持ちを代弁するような歌詞もあります。

“パソコンの薄明かり 上階の部屋の生活音

インターフォンのチャイム音 耳を塞ぐ鳥かごの少年

見えない敵と戦ってる 六畳一間のドンキホーテ

ゴールはどうせ醜いものさ”

 

“今日はまるで昨日みたいだ 明日を変えるなら今日を変えなきゃ

分かってる 分かってる けれど”

 

引きこもりでない人にはわからないかもしれませんが、引きこもりの人も戦ってるんです。

ドンキホーテのように。

こんな自分でいいわけがないと思っているんです。

引きこもっている自分を心から好きだとは思えなくて、葛藤しているんです。

 

“僕が死のうと思ったのは 冷たい人と言われたから

愛されたいと泣いているのは 人の温もりを知ってしまったから”

人はキズついたり、キズつけられたりしながら生きています。

人と人とが関係性をもったらなんらかのキズはかならず負ってしまいます。

それでも愛されたいと人の温もりを求めるんです。

 

この歌の歌詞はこんなふうに締めくくられます。

“僕が死のうと思ったのは まだあなたに出会ってなかったから

あなたのような人が生まれた 世界を少し好きになったよ

あなたのような人が生きてる 世界に少し期待するよ”

 

期待というのは難しい感情です。

期待すれば期待するほど、叶わなかったときの苦しみは大きくなります。

きっとこの歌詞に出てくる人は期待を裏切られてきたから、期待することに疲れてしまっているのでしょう。

でもあなたのような人がいるなら世界に少し期待してみようという気持ちになったのは勇気であり、希望であり、小さな光です。

 

私はこんな歌を作れる人がいるなら、世界に少し期待してもいいかなと思っています。

それくらいこの歌が好きです。

聞くたびに、感動してしまいます。

 

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死にたい、消えたい、生きていたくない時に聴きたい歌ランキング第1位 最後の歌/RADWIMPS(2006年2月発売)

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作詞:野田洋次郎 レーベル:東芝EMI

 

『最後の歌』というタイトルなので、最後に紹介しました。

 

わたしたちが消えたい、生きたくない時、わたしたちは自分にないものを見ています。

自分がなくしたもの、欲しいけど手に入らないもの。

自分にないものを見つめるから苦しいのです。

 

わたしたちがすでにもっているものを見つめましょう。

ここにあるものを見つめましょう。

もっているものって、なんでしょう。

 

いまこの記事を読んでくださる方みんながもっているもの、それは命です。

いま生きているこです。

 

『最後の歌』の歌詞です。

“今僕が生きているということは 今僕が幸せだということ

今僕の目に涙浮かんでても 今僕が生きている それだけで

幸せだということ”

 

命があることはあたりまえではありません。

いまこの時を生きているのは奇跡のようなことです。

命があることの素晴らしさに気づいたら、毎日が愛しくなります。

 

“戻らない昨日たち 本当にね ありがとね さびしいなあ

まだ見ぬ明日たち 今いくね よろしくね 嬉しいなあ”

 

死にたくなってもいいんです。

死にたくなるのは懸命に生きているからです。

よりよく生きたいという願いをもつからです。

 

“叶わない願いたち 本当にね ごめんね いつかきっと

叶えられた想いたち ありがとね これからも ずっとともに”

 

いまわたしたちが生きているのはいろんな命が繋がってきたからです。

たてにも、よこにも、ななめにもいろんな命があって、生かされています。

生かされているうちは生きたっていいじゃないですか。

どうせそのうちわたしたちはみんな同じように死ぬんですから。

 

最後に、『最後の歌』の歌詞をいくつかお届けします。

“出会えない命たち 君の分も 僕はきっと がんばるよ

交わしたこの約束たち 離さないよ 忘れないよ 約束しよう”

 

“溢れる命たち 生きている 僕がいる 嬉しいなあ

消えていった命たち いつかはね 僕も逝くね その日まで”

 

“今僕が笑ってないとしても 今僕が生きている それだけで 幸せだということ”

 

 

この記事で紹介した歌も名曲ばかりですけど、名曲にふさわしい歌はほかにもたくさんあります。

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紹介しているのは粒ぞろいの名曲ばかりです。

思わず聞いているうちに、涙が流れてしまいます。

ぜひ聞いてみてください。

 

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