基幹事業で困難に直面している…。
社内で厄介な問題を抱えている…。
経営には困難がつきものですね。
そして、困難に陥った時には「読書する余裕なんぞない」と思いがちです。
でも、本の中には経営者が逆境を乗り切る手掛かり、成功するためのヒントが詰まっています。
成功する経営者はすべからく読書しているもの。
古典的な経営本の名著を読まれた方は多いでしょう。
最近は時間がないけれど、成功するために「厳選した本を読みたい!」という経営者の方に…。
最近の本の中からおすすめの本を3冊ご紹介いたします。
成功したい経営者には読書が必要です!
成功したい経営者が読むべきおすすめビジネス書 その1 『HARD THINGS 』
HARD THINGS
ベン・ホロウィッツ(日経BP社)
予想外の困難に直面した時に何をすればよいのか。
本当に大変な状況に陥った時に冷静に対処するにはどうしたらよいのか。
経営には正解がありません。成功する法則は存在しないから、難しいものです。
ある企業にとっての正解が別の企業では不正解になってしまう…。
そんな答えのない難問に立ち向かっている経営者におすすめしたいのがこの本です。
題名を訳すとすれば「しんどい困難の数々」のような意味です。
昨年話題をさらった本書ですが、著者はシリコンバレーのベンチャーキャピタルの創業者。
最先端のテクノロジーを生み出す起業家に投資している、成功者です。
投資した企業は、ツイッターやフェイスブックなど名だたる企業ばかり。
でも、大成功を収めた経営者がどれほどの苦境を乗り越えてきたか、
この本を読んで驚くことでしょう。
まるでジェットコースーターのようなアップダウンです。
経営者として華々しい成功を収めたかと思うと、次には地獄が待っています。
三度にわたるレイオフ、顧客の倒産、株価の急落…。
特にシビアなのが三度にわたるレイオフです。
「本当に難しいのは、大きな目標を達成しそこなった時に社員をレイオフすることだ」
とホロウィッツは述べています。
困難に直面した時に、経営者にとって本当に大切なのは何でしょうか?
意志の力?
精神力?
この本には経営者が直面する困難の多くが描かれているため、成功するための実践的な経営書として役立ちます。
すでに成功している経営者の方も、一読してみてはいかがでしょうか。
成功したい経営者が読むべきおすすめビジネス書 その2 『インターネットマーケティング最強の戦略 』
小川忠洋(ダイレクト出版)
「インターネット」と書名にありますが、今すべての経営者にとって、必読の書と言えるでしょう。
すべてのビジネス、サービスで成功するための肝がこの本の中にあります。
あなたが経営者として、新しいサービスを始めようとしていると仮定します。
でも、そのサービスはすでに競合がいる分野でした。
あなたは競合がいる、という理由で新ビジネスを回避するでしょうか?
いえいえ、競合がいるのは良いサインです。
だって儲かっていなければ、その分野から撤退しているはずですから…。
そして、コピーライティングとマーケティングがよければ、
一番の商品でなくても一番になれる、成功するのです!
逆に今の時代、コピーライティングとマーケティングの知識がなければ、
市場で勝ち抜いていけません。
本書は、その重要な知識を平易な言葉で解説してくれます。
すぐ読めて、すぐに役立つ、成功するための実践的な知識ばかり。
具体的に、私がムムっとうなったのは、問題点に対する「修正の加え方」です。
この本を読むまで、私は気になる部分は一気に修正してました。
思い立ったらすべてやらねば、と。
ところが、まとめて修正してはダメなんです。
もし、まとめて直してしまったら、それまで問題だった部分が具体的に特定できない。
そして効果的だった改善点も特定できなくなります。
成功するために大切な知識が得られないのです。
問題点を把握するために、個々の施策の効果を知るためには、一つずつテストすることが大切。
どこに手間をかけるべきかがわかります。
「成功する起業家すべてが持つ「重要習慣」」も役に立ちます。
成功するために必要な習慣って、あなたはどんな習慣だと思いますか?
ビジネス書の中には、読んでも内容が掴めない本もあります。
自分の「腑に」落ちないというか…。
でも本当に良いビジネス書は、難しい知識をわかりやすく伝えてくれる本です。
エッセンスの部分を、肝になる部分をちゃんと理解させてくれること。
この条件を満たす本書が優れたビジネス書であることは間違いありません。
カーネギーの本を開くよりも参考になるのではないでしょうか。
本書は、一般の書店では手に入りません。
ネット販売限定本です。
だからみんなが読める本でもありません。
気づいた人だけが巡り会える本です。
成功したいと思っているあなたにぜひ読んでいただきたい本です。
今あなたが求めている本はこの本ではありませんか?
↓
成功したい経営者が読むべきおすすめビジネス書 その3 『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 』
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
草薙龍瞬 (KADOKAWA/中経出版)
先日、昔の会社の同僚から連絡がありました。
「三年間鎌倉の禅宗の寺で修行します」
ええーっ!と驚きました。
「お坊様の知り合いができれば、自分の葬式の時に坊主代が浮く!」
そんな計算をしたわけではありませんが、心の底から応援したいと思います。
それはさておき、本書の作者は出家僧の草薙龍瞬氏。
草薙さんの経歴はユニークです。
中学を中退した後、十六歳で家出して上京します。
その後、大検を受けて東大法学部へ。
永田町シンクタンクに勤務した後、インドで得度します。
私たち現代人はなぜ悩むのでしょうか。
それは、ムダな「反応」をするからだと筆者は言います。
ビジネスでは、周りに認められたいから「結果」に執着します。
社内の評判、クライアントの評価、上司の目を気にします。
成功したいと思っている人ほどこの傾向は強いかもしれません。
経営者であれば特に経営者としての評価は気になるところでしょう。
人の目を気にするのは、人間が社会的動物である以上、やむを得ないことです。
心理学的に、生理的欲求と安全欲求が満たされてしまうと「社会的欲求」というものが出てきます。
仲間が欲しい、グループに所属したいという欲求ですね。
そしてそれが満たされると、さらに高い欲求「尊厳欲求」を求めるようになります。
他の人から認められたいという欲求です。
でもこの「承認欲」があるから、現代人は窮屈なんだそう。
いちいち相手に反応していたら、自分の心が乱れます。
じゃあ、どうしたらいいの?
それを教えてくれるのがブッダです。
ブッダは物事を肯定も否定もしません。
物事を判断しない、というのがブッダなのです。
相手に言われたことを判断しない。
コンプレックスを持つのは「判断」してしまうからです。
昨年ヒットしたはアドラー心理学の『嫌われる勇気』は
「承認欲を否定しなさい」と主張します。
でもブッダは、承認欲を否定しません。
否定をせずに「判断を避けなさい」と言います。
判断を避けて、反応しないこと。
帯にある通り、「ブッダは超クール」なんです!
悩める経営者、社内の人間関係に悩んでいる経営者に特におすすめします。
成功するためには、この本の精神の持ち方が参考になるはずです。
なお、ブッダになれない経営者の方には、気のおけない友達とお酒を飲むことがおすすめいたします。
うまい酒を飲めば、たいていのことはつまらなく思えます。
「験(しるし)なき 物を思はずは 一杯の濁れる酒を 飲むべくあるらし」(大友旅人)
1300年あまりの時を経て、なおこれは真実であるようです。
しんどいな、つらいな、という時には、お酒を片手に孤独な経営者におすすめの言葉を読んでみてください。
きっとやる気がでますよ!
ちなみに、ジョブズやゲイツはこんな本が好きです。
創造的な経営者の読書歴を探るのもおもしろいものです。
また、経営者が元気がでる人気小説はもう読まれましたか?

吉乃川なつ

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