妊娠が判明して、ママの体にいろいろな変化がこってくる妊娠初期。
つわりがあったり、出血しやすかったりと、
いろいろと不安が大きい時期でもあります。
そんな妊娠初期は、食べ物の影響も気になるところです。
妊娠初期に良いといわれているおすすめの食べ物や、
ダメな食べ物などを紹介します。
妊娠初期の食べ物の影響は?
妊娠すると、おなかの中で赤ちゃんが育ちます。
赤ちゃんはおへそでママとつながり、ママから成長に必要な栄養をもらうのです。
ということは、ママの食べたものは、おなかの赤ちゃんの成長につながるのです。
妊娠中はできるだけ栄養バランスの良い食事を心掛けたいですね。
妊娠中に食べていたものは、産まれてきた赤ちゃんが好んで食べるようになるとも言われており、
おなかの赤ちゃんが好き嫌いなく食べるようになるためにも、
いろいろなものをバランスよく食べたいですね。
昔は、「妊婦さんは2人分食べるべき!」と言われてきましたが、
現代は違います。
2人分も食べてしまっては、カロリーオーバーで体重が増えすぎてしまったり、
妊娠中毒症のリスクが高まってしまったりします。
食べ過ぎには注意し、バランスの良い食事を心掛けましょう。
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妊娠初期に良いおすすめの食べ物
妊娠初期に良い葉酸を多く含む食べ物
妊娠前や妊娠初期には葉酸を多く取るといい。
ということは、最近よく耳にしますよね。
葉酸というのは、細胞の増殖や臓器の形成に不可欠で、
妊娠初期は、重要な器官が作られる大切な時期です。
この時期に葉酸が不足してしまうと、「二分脊椎」という先天異常があらわれる
リスクが高まるといわれています。
妊娠を考えているという方は、妊娠前から。
妊娠に気が付いた妊娠初期には意識して葉酸を取るのがおすすめです。
葉酸が多い食材は・・・いちご、ほうれん草、アスパラ、枝豆、海苔、レバーなど。
※レバーは葉酸など栄養が豊富ですが、
レチノールと言われるビタミンAの仲間も多く含まれています。
レチノールは体に悪い成分ではないのですが、
妊娠中に過剰摂取してしまうと、奇形や先天異常などを持って生まれてくる可能性が高まるといわれています。
レチノールは体外へ排出されにくいという特徴もあるので、
妊娠中はあまり積極的に食べないほうがいいようです。
レバーと同じく、うなぎも葉酸が多いのですが、
レチノールも多く含まれるので、妊娠中は注意が必要です。
妊娠初期に良いカルシウムを多く含む食べ物
妊娠中は、胎児の骨や歯などを作るため、多くのカルシウムが必要となります。
カルシウムが不足してしまうと、ママの骨や歯などに蓄積されているカルシウムがどんどん溶け出し、
胎児へと運ばれてしまうため、ママの骨密度が低下してしまいます。
それどころか、胎児の骨や歯まで弱らせてしまうことも・・・。
そのほか、カルシウムが不足すると、ママのイライラや肩こり、腰痛を引き起こす原因となってしまうこともあります。
ただでさえ現代人はカルシウムが不足しているといわれています。
妊娠中は特に意識的にカルシウムを取り入れるようにしましょう。
カルシウムが多い食品・・・牛乳、乳製品、小魚、大豆、小松菜など
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妊娠初期に良い食物繊維を多く含む食べ物
緑黄色野菜を中心に、野菜など、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれた食材は、
妊娠中や授乳中のママの健康、そして、おなかの赤ちゃんの成長には必要不可欠です。
妊娠中は便秘になりやすい傾向にあるので、
食物繊維を多く含むものを食べるのはおすすめです。
食物繊維は大きく2種類に分けることができ、
おなかの中での働きも違ってきます。
食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
不溶性食物繊維は水に溶けにくく、水分を吸収して老廃物の排出をサポートしてくれます。
水溶性食物繊維は、水に溶けやすい食物繊維で、
腸内に水分を抱え込んでくれるので、便を柔らかくしてくれる働きがあります。
この2種類の食物繊維をバランスよく取り入れることが、
便秘解消に効果的といわれています。
一緒に水分も取ることも忘れずに!
不溶性食物繊維を多く含む食べ物・・・オクラ、ニラ、ごぼう、カボチャ、こんにゃく、枝豆、納豆、シイタケ、エリンギ、アーモンドなど
水溶性食物繊維を多く含む食べ物・・・アボカド、ニンジン、切り干し大根、里芋、大豆製品、なめこ、昆布、キウイ、干しブドウなど
野菜は生のままだとたくさん食べるのが大変ですが、ゆでたり煮たりするとかさが減るのでたくさん食べやすいのでおすすめです。
妊娠初期に良い鉄分を多く含む食べ物
妊娠中は赤ちゃんへ優先的に栄養や酸素を送るため、
ママの血液量が少なくなってしまいます。
そのため、貧血を起こしやすくなります。
特に心身初期は十分な鉄分を食事から摂取しにくいので、
貧血になるママが多いのです。
貧血になると、ママも体がだるかったり、立ちくらみ、めまいを引き起こしてしまうこともあります。
また、貧血症状が重くなると、赤ちゃんにも十分に酸素や鉄分を提供することが難しくなるので、
発育不全や早産などのリスクもあるようです。
妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官を形成する大切な時期なので、
鉄分をしっかり取りたいですね。
鉄分を多く含む食材・・・牛赤身肉、豚赤身肉、小松菜、切り干し大根、納豆など
※タンパク質やビタミンCは、鉄分の吸収率を高めてくれます。
一緒に摂取するのがおすすめです。
※カフェインは鉄分の吸収を妨げます。
食後にコーヒーなどカフェインを含む飲み物を飲むのは控えましょう。
妊娠初期に食べてはいけない食べ物もある!!
妊娠中には、積極的に摂りたい成分がありますが、
食べてはいけない、食べるのを控えたほうがいい食べ物もあります。
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妊娠初期に食べてはいけない食べ物1. レバーやうなぎなどの、ビタミンAが豊富な食品
うなぎやレバーは栄養満点で、積極的に摂りたいイメージがありますが、
妊娠初期にはおすすめできません。
うなぎやレバーには、レチノールと言われる、ビタミンAの仲間が多く含まれています。
レチノールは、体外に排出されにくい成分で、
妊娠中に過剰摂取してしまうと、胎児が奇形や先天異常などを持って生まれてくるリスクが高まってしまうようです。
うなぎやレバーなどは、妊娠中は注意が必要です。
妊娠初期に食べてはいけない食べ物2. 赤身のお刺身
金目鯛やクロマグロなどの赤身の魚介類。
食物連鎖の関係で、水銀の蓄積があり、妊娠中は注意が必要です。
刺身1人前程度をごくたまに食べるくらいであれば大丈夫と言われていますが、
妊娠初期は注意が必要ということは意識しておきたいですね。
また、お刺身などの生ものは、食中毒の危険があるので、あまりお勧めできません。
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妊娠初期に食べてはいけない食べ物3 生肉
生肉にはトキソプラズマをはじめ、バクテリアを含んでいる可能性があります。
妊娠中は抵抗力が落ちているため、
食中毒などの危険がある生肉は避けたほうがいいでしょう。
妊娠初期に食べてはいけない食べ物4 カビチーズや柔らかいチーズ
ブルーチーズなどのカビの生えたチーズや、カマンベールなどの柔らかいチーズは、
妊娠初期にはリステリア細菌などが気になります。
流産や早産、死産の原因となってしまうこともあるようなので、
妊娠中は控えましょう。
妊娠初期に食べてはいけない食べ物5 低脂肪ヨーグルト
妊娠中は太り過ぎなどに気を使って、
ヨーグルトは低脂肪に・・・。なんて気を使っている方もいるかもしれませんが、
低脂肪ヨーグルトは妊娠中におすすめできません。
低脂肪ヨーグルトを食べている妊婦から生まれてくる子は、
花粉症などを発症するリスクが高まりと言われています。
低脂肪ヨーグルトは、普通のヨーグルトと比べると、
アレルギー物質から守ってくれる脂肪分が取り除かれているので、
低脂肪ヨーグルトを食べないほうがよいというわけではないようです。
脂肪分を取り除いているものが進められないということなので、
低脂肪の乳製品全般に当てはまることになりますね。
以前は、卵や牛乳、大豆、ピーナッツなどは、
妊娠中に除去することで、子どものアレルギーを防げるといわれていましたが、
現在の研究では、アレルギー予防にはならないとのことで、
除去する必要はないようです。
牛乳や卵、大豆には妊娠中に必要な栄養素が豊富に含まれています。
妊娠初期にバランスよくしっかり取り入れることが勧められています。
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妊娠初期に食べてはいけない食べ物6 カフェイン
妊娠中にカフェインを取ると、胎盤を通じ、胎児にもママと同じ濃度のカフェインが与えられます。
まだまだ体の小さい胎児にとっては、大変な量のカフェインになりますし、
赤ちゃんはまだ、体内でカフェインを分解することができません。
妊娠初期にカフェインを大量摂取すると、興奮や不眠などを引き起こすほか、
胎盤の血流を減少させてしまうので、胎児の発育を遅延させてしまうリスクが高まるとも言われています。
また、カルシウムの排出を促したり、鉄分の吸収を妨げてしまうので、
妊娠中に意識的に摂取したいといわれている栄養素が不足してしまうことにもつながります。
コーヒーなら1日1杯から3杯まで。
リラックス効果もあるので、無理にやめるとストレスになってしまうことも。
妊娠初期はカフェインレスのコーヒーやお茶などをうまく取り入れましょう。
当然アルコールもNGです。
ビールが飲みたくなった時のリフレッシュ方法のおすすめがありますよ!
我慢してくださいね。
妊娠超初期!もしかして妊娠した?と思ったら
「もしかしたら、妊娠しているかも・・・。」
そう思い始めるのがだいたい妊娠4週頃から。
生理が遅れたり、つわりの症状が出始める頃です。
(もちろん個人差はあります。)
しかし、市販されている一般的な妊娠検査薬が使用できるのは、
「生理予定日の1週間後」から。
妊娠が確定する頃には、おなかの中で赤ちゃんは成長しており、
しかも、妊娠4週から7週頃までは「絶対過敏期」と言われ、
体の重要な器官が分化する時期で、とても大切な時期です。
妊娠を考えているという方は、妊娠が発覚する前から、
食生活や薬などに気をつけるといいですね。
ただ、特に妊娠初期はつわりもありますし、あれこれ考えすぎているのもストレスの元となります。
つわりのときには、無理せずに食べやすいものを。
そして。つわりが楽になったときには、栄養バランスを考えながら、
美味しく食事をしましょう。

藤森さや

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