「メンヘラ」という言葉はご存知ですか?
メンヘラ男女の付き合い方から、メンヘラの同性との関係、メンヘラの対処法まで、
自身の経験を踏まえてお伝えします。
メンヘラの意味と定義は?
「メンヘラ」は、2ちゃんねるの“メンタルヘルス板”にいつもいる人間=スレッドに頻繁に書き込んでいる常連さん…から転じたネットスラングです。
本来は精神疾患を持つ人に対する差別的な意味合いを含んでいましたが、現在ではその侮蔑的なところがやや薄れて来て。
単に「付き合うと何かと厄介な人、面倒臭い奴」といったニュアンスの、ごく一般的な言葉になってきました。
ただ。
「メンヘラ」という言葉の持つ意味は次第にソフトかつポピュラーになってきたとはいえ。
メンヘラな人そのものは相変わらず「面倒臭い世話の焼ける存在」。
もしも、安易に彼ら、彼女らに近づこうものなら。
メンヘラは本当にトラブルメーカー。
まるであげつらうかのように、些細なことであなたを責めてパニックを起こします。
メンヘラは周囲を巻き込み、人間関係を自ら破壊し…原因を自分から作ったにもかかわらず。
「あたしってば…悲劇のヒロインだわ」みたいにひたすら泣いて騒いで。
さらにさらに問題を複雑、解決不可能な状態にさせてしまいます。
「メンヘラ」という言葉自体が持つ差別性とは関係なく。
彼ら、彼女らは関わると…あなた自体が精神を病んでしまいかねない恐ろしい存在です。
場合によってはあなた自身の人生が「詰んで」しまうかも知れません。
メンヘラ男女の特徴は?
男女関係なく、メンヘラな人間の共通点として挙げられるのは。
彼ら、彼女らは異様に自己肯定力が低く、弱っちい自分がキライ=自分に自信がないことから。
他人から「可哀想な自分」を認めて欲しいという承認欲求が著しく強い部分。
他人に認めてもらうことでしか自身の存在意義を確かめられないメンヘラ。
簡単に言うなら「かまってちゃん」であるということです。
また、自分に対するコンプレックスも人並み外れて大きいので。
そういう自信のなさをネガティブワードに変換しつつ、無限ループに突入してしまったかのごとく繰り返すのもメンヘラの特徴的なところです。
別の言い方をすれば、他人に認めてもらうことでしか自身の存在を確認出来ないから。
相手を束縛しまくり、いつも自分を見ていてほしいという願望が強すぎるために。
24時間延々メールやLINEを送ってきて、あなたからのレスがちょっとでも遅れたり、都合で既読スルーしようものなら「死んでやる!」とたちまち逆ギレ。
相手には相手なりの事情がある、そんなこともメンヘラには理解出来ません。
とにかく気分の浮き沈みが激しく、常に感情的にあなたを振り回して。
挙句の果てに「もうこんなの耐えられない!」と、自分自身からあなたや周囲との人間関係をぶち壊す面倒臭い存在。それがメンヘラの定義です。
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実は○○?メンヘラ女子の特徴は?
意外にもメンヘラ女子は男性にモテる傾向が強いといわれています。
見た目が可愛らしく、女の子らしい清楚なファッションを好むので。
ホワイトやピンクを基調としたガーリーな服をよく選び、黒い髪の毛を「ぱっつん」にしているのもメンヘラな彼女の特徴的な部分。
深い人間関係は自分の弱みを掴まれる恐れが大きいため、好まないメンヘラ女子たちも。
自分の弱みを晒すことで余計に、傷つきやすい心が今にもぽきんと折れてしまうことを恐れて、強がってみせようと努力はしています。
そんなメンヘラ女子は、弱いところを見せたくないという強い思いから、初対面の相手には明るくにこやかに振舞ってみせるので。
誰しも彼女のダークネスな部分はそうそうに見抜けません。
承認欲求の強い彼女たちは、別の見方をすれば「恋愛依存症」だともいえます。
常に“彼氏”という名の他者に依存していないと。
まるで自身が消えてしまいそうに思いがちなのがメンヘラ女子の「メンヘラなゆえん」。
そんなわけで…妙に女子力が高いところも、メンヘラ女子がそこそこ男性にニーズがある理由かもしれません。
誰でもいいけど…とにかく誰かの心を掴んでいないと。あたし、生きて行けないの。
そんな彼女は周囲の女性以上に日々女子力磨きに勤しんでいます。
それもひとえに男心をぐっと掴み、彼女のつらい時に都合よく愚痴を聴いてくれる下僕として彼をキープするため。
女磨きに余念のないメンヘラ女子は「メシウマ」、つまりやたら料理上手だったりもします。
ですが、心自体が病んでいるメンヘラ女子なので。
彼女は一口箸をつけると「もう、食べらんない」と口にしたり。
そうかと思えば、満腹中枢がイカれているのかと思うくらいにドカ食いの傾向が見られたりします。
とにかく彼氏に心配されたい。相手の男性に心配されることによって自分の存在を確認したい。
…そういうメンヘラ女子の深層心理は、無意識のうちに彼女の態度に現れるものです。
メンヘラ女子は床上手?
また、やたら「床上手」なのもメンヘラ女子の特徴。
セックスが上手いおんなからはどんな男性も離れていかないものなの。
…そう経験的に彼女らは熟知しているので、本当に容易く男性を寝技に持ち込みます。
逆にいえば、セックスすることによって相手に愛されていると錯覚し。
――刹那的でいいから、生きている実感を強く感じたい。
束の間の心の平安を得たい、そうメンヘラ女子は考えてしまいがちなのです。
当然ですが。
男性がちょっとでも彼女に対してそっけない態度を示そうものなら。
かまってちゃんなメンヘラ女子は、彼に振り向いてもらいたいがために…即浮気!
彼女にしてみれば、ほかの男性とふしだらな関係を持つことが「自分を裏切った」(と、メンヘラ女子は受け止めて疑わない)彼へのいわば“復讐”。
メンヘラ女子は自分に自信がないので。
そういう破滅的行為によって相手男性の心を引き留めておきたいと。
いつも無意識のうちにそう願ってしまうのです。
自傷行為もメンヘラ女子にはお手のもの、いわば特技です。
リストカットどころか、上腕部を切り付けることを快感とする「アームカット」もよく見受けられます。
それもこれも…メンヘラ女子は誰かに常に心配してもらいたいから。
とっても寂しがり屋さんなメンヘラ女子にとっては。
自身の逸脱した行為によって他者から心配されていることがそのまま。
自分が愛されているという実感につながりがち。
誰かに心配され、他者の気を惹くことによって、無意識のうちにどうにか自身の存在意義を確認したい、そう願っているのです。
ちなみに…先ほどメンヘラ女子には黒髪で前髪ぱっつんのヘアスタイルが多く見られるとお話しましたが。
男性への依存心が強い彼女らにとって、黒髪は清楚=女子力の象徴であり。
メンヘラ女子の前髪がぱっつんな理由は、頻繁に前髪を切ることがリストカットの代償行為になっているのだと考えている専門家もいるそうです。
メンヘラ女子との付き合い方
メンヘラ女子に限らず、女性なら誰しも当てはまるだろうと思いますが。
――もしも女性が信頼している彼氏に、自分のつらい想いを打ち明けたとして。
大体の男性が取ってしまいがちな対応としては。
1.彼女に対し「オレも協力するよ、一緒に頑張ろう」と励ます
2.「オマエのこういうところがよくなかったんじゃないの」と、彼女の欠点や失敗した理由について持論を展開する
3.「これからはこういうふうにしたら」と彼なりにアドバイスをする
というあたりがオトコの考えがちな王道、パターンだと思いますが。
残念ながら。メンヘラ女子はそういう彼の冷静かつ男性目線な対応が欲しいわけでは決してありません。
というか…このような彼の対応は。
「あたしのこと、ぜんぜんわかってない!」と、そう彼女をさらにキレさせ、悪い感情をますますヒートアップさせてしまいます。
最終的には、彼が(大切な)彼女を想って意見した言葉であり行動であったにせよ。
それらは余計に彼女をパニックにさせ、問題を混迷化させてしまいます。
実は自身も相当なメンヘラな前田穂花が考える、メンヘラ女子的な模範解答。
1.彼氏は黙って彼女をハグ&チュー
2.彼氏はひたすら彼女の訴えを傾聴
3.「オレはいつでもオマエの味方。オマエはそのままのオマエでいていいんだからね」とひたすらありのままの彼女を受容
要するに。
かまってちゃんなメンヘラ女子でも男性が理解を示しつつ、ありのままの彼女を海より深い愛でただ包み込めば。
本来は…女の子らしい魅力に溢れているともいえるメンヘラ女子ですもの。
あなたにとっての最高のカノジョに育て上げることは出来なくはないです…理論的には。
ただ、現実問題としては。
そんなにサイボーグ並みの忍耐力がある男性というのはいないでしょう。
恐らく、ワガママなメンヘラ女子に24時間ひたすら振り回されて、疲労困憊してしまうのがオチ。
加えて仕事中でも真夜中でも、相手の都合などお構いなくかまってちゃん的な連絡を寄こし続けては。
彼がそれに応じないといってはトラブルを繰り返し、すべてを巻き込んで何もかもをめちゃくちゃに破壊するメンヘラ女子とは。
ごく常識的な一般の男性が長いスパンでの恋愛が続けられる可能性は、ほぼ皆無だと考えて間違いなさそうです。
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メンヘラ男子は○○がお好き?
当然ですが、メンヘラとは女性だけに見られる現象ではありません。
男性の中にも脆く壊れやすく…扱いに困ってしまうような厄介なメンヘラくんは多数存在します。
しかも、メンヘラな女性が一見魅力的で女子力が高いケースが多いのと同じく。
「メンヘラ男子」も、社会的には意外にハイスペックな男性が多いことがかなりあります。
男性のメンヘラも女性のそれと根本的にはあまり変わりません。
違うところがあるとすれば…特に男性は幼い時から「男らしさ」=強さ、そういう評価のもとに選別されて。
社会的なカーストも男としての強さで決められてしまいがちなので。
本当は自分の中の弱さを自覚しつつも、男性であるがゆえにその脆さを表に出しにくいところが。
涙もウリになるメンヘラ女子とは大きく異なる部分でしょうか。
だからこそ。本当は弱い自分を隠すために。
メンヘラ男子は過剰に男らしく強い自分を演出してしまいがちです。
自身の弱さ、自信のなさをただ、虚勢を張ることで誤魔化しているので。
メンヘラ男子はとにかく見栄張るクン…“いいカッコしい”な輩です。
彼らは虚栄心の塊なので。
好んで身に着けるものは身分不相応なブランドもの。
ブランド腕時計やブランドバック、革小物等々(の贋物)が彼の鎧であり必需品。
バブル時代を彷彿とさせる光りモノが好きな彼らです。
メンヘラ男子の特徴
メンヘラ男子はまた、自身の力を誇示してみんなから称賛を浴びないと。
心が折れて自分という存在を見失ってしまい、生きてすらゆけないので。
高校生女子並みに“自撮り”が大好き。
いうまでもなく…撮った写真は直ちにSNSにアップ。
よく撮れた“自信作”はソッコーでプロフィール写真にセレクト。
そんなわけで、メンヘラくんのプロフ写真は頻繁に変更されがちです。
ひたすらカッコいい自分、カネに困っていない自分、リア充な自分…。
そういう「他人より上を行っている自分」PRが大好きなメンヘラ男子。
それは…説明するまでもありませんが、彼の本質的な弱さの裏返しです。
このような理由で、彼らは高価なレストランやハイクラスホテルでの写真撮影(それも自撮り)が大好き。
例えば、単にひとりホテルのロビーで時間潰ししてるだけ、が真実の彼の姿であっても。
「今日はカノジョとホテルデート」というタイトルで。
「すっげぇラブラブな彼女だから。ごめん、オマエらに顔は見せられないぜ」そうご丁寧に注釈までつけて。
懸命に撮った“証拠写真”と共にツイッターやブログにアップ。
「いいね」の数で自分の価値を推し量っています。
そうでもしていないと壊れてしまいそう。
そうでもして常に虚勢を張ってないと…本来ものすごく寂しがりやで脆い彼ら、メンヘラ男子の繊細な心は。
平静を保てず、今にも音を立てて崩れてしまいそう。
自分の存在がなくなってしまうんじゃないか…そんなふうにいつも怯えている彼らの本音はメンヘラ女子のそれと変わりません。
社会的に地位の高い職業についていて、高収入を得てはいても。
確かな自分というものを持っていないメンヘラ男子は、安易にそれこそ湯水のように浪費してしまいがち。
ようやく??メンヘラ男子の夢叶って。
本当にみんなが憧れるような女を彼がゲット出来ても。
高級車に乗って、デートでの食事は三ツ星シェフのいるところ、酒は都心のショットバー。彼女とのお泊まりは有名ホテルの“スーベニアルーム”以上。
メンヘラ男子はそんな足元の見えていない暮らしぶりが平気なケースがほとんどなので。
見栄っ張りなメンヘラ男子は二十代の若き身空で、すでに彼の年収を遥かに超えた借金を負っている…そういう話もよく見聞きする現実です。
借金をしてでも…メンヘラ男子は世間から羨まれるような生活をどうにか維持したいのです。
みんなに羨望の目で見られ続けることこそが、メンヘラ男子にとって唯一の。
自分の存在の意味を確かめる手段であり、弱い心を隠す術なのです。
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メンヘラ男子の恋愛は束縛と暴力?
そうやってようやく希望通りの「恋愛」に漕ぎ着けても。
メンヘラ男子は恋愛そのものが彼の成功体験にはなり得ず、余計に自分の中の弱さをこじらせてしまう結果に陥りがち。
本当は相手の女性に自分の弱さを知られたくない。知られたら自分が壊れてしまうかも…というメンヘラ男子の思いは。
そのまま不安な感情から…彼女に対する過剰な猜疑心への姿を変えてしまいがちです。
最初こそ彼女のスマホをこっそりチェックする程度だったメンヘラ男子。
パートナーである女性がそんな彼の常識を逸脱した態度にちょっとでも反論しようものなら。
メンヘラ男子の「怒り」はたちまちのうちに、彼女に対する暴力に結びついてしまいがち。
「オレがこんなにオマエを愛しているというのに…オマエという女は、こんなオレを平気で裏切る最低なヤツだ!」
これこそが…メンヘラ男子が彼女をなじる時の常套句。
単純に彼女に対するプライバシーの侵害であり、行動の制限というれっきとした人権侵害であろうとも。
メンヘラ男子にとっては、そうやってパートナーを束縛することこそが。
彼女に対する深い愛情の発露だと。
もうメンヘラ男子は信じ切って疑うことすらありません。
メンヘラ男子は相手の女性を支配することでしか。
自身の男性性=強さを確かめることが出来ません。
本来であれば違う人格と触れ合うことによって、お互いを切磋琢磨していく恋愛という行為も。
メンヘラ男子にとってはただ、彼の中の…自身も直視出来ない弱さを。
余計にこじらせて自分で自分の首を絞めて空回りしつつ。
最終的には彼の自信のなさから派生する猜疑心が、相手女性への暴力やストーカー行為という犯罪にシフトしてしまう恐れを孕みつつ。
最愛のパートナーであるはずの彼女に対して。
自己の歪んだ力を誇示するだけの、間違った成功体験に直結してしまいがち。
しかも…厄介なことに、束縛や暴力など己の歪んだ力を示すことが、彼女に対する何よりのオレの愛情。
そう本気で信じて疑わない思考パターンこそが。
本当は弱いメンヘラ男子のこじらせている部分であり、彼らの一番怖いところです。
同性のメンヘラと付き合い方
何もメンヘラな相手とのトラブルは、異性間だけで起こるとは限りません。
実際に過去、私が体験したトラブルを例に挙げてお話します。
(個人が特定されないよう、詳細なディテールはファジーにさせていただきます。)
地方都市にある私が通っていた精神科病院でかつて知り合ったモンダイの彼女は、私より十歳以上お姉さん。
そのトラブルが生じた当時で五十代後半でした。
彼女と私は10年くらい同じ病院に通院していたので、かなり親密な関係でした。
その後、仕事の都合などで私は東京へ転居。彼女はそのまま地方で療養生活を送っていました。
隔地同士のお付き合いではありましたが、お互いに文通が趣味だったことから。
数年は手紙でのやり取りが続いていました。
ある時。彼女の親御さんが亡くなったこと、それをきっかけにご兄弟の庇護を離れ、障害者のグループホームで自立を試みるという彼女からのお知らせ。
それから間を空けず、グループホームで知り合った同じ障害を持つ男性と、それぞれ同じアパートの別の部屋を借りた上で。
「通い婚」形式でお互いに支え合いながら、地域での暮らしをスタートさせたという報告を彼女からもらいました。
ところが。
はじめこそおノロケの手紙をくれていた彼女から。
ふたりにとって念願だったはず、のアパート生活がスタートして。
一ヶ月も経たないうちに私宛の“悩みメール”が頻繁に届くようになりました。
彼がしつこい、彼が私のお金を自分の遊興費に使う、彼が暴力を振るう…。
心配の余り、私が思いつく限りの相談窓口を手紙やメールで紹介しても。
彼女はそれに対してはこれといったモーションを起こさず、ただ愚痴メールを朝夕構わず私宛に送信し続けてくるばかりです。
そして…いつしかメールは直接の通話に変わりました。
仕事中、マナーモードに入れてある私の携帯電話にはひたすら留守録が吹き込まれ。
夜も「眠れない…」と彼女から電話。
「明日も仕事なんだよ」といっても「あと5分だけ話を聞いて」と訴える彼女。
いうまでもなく…5分だけの約束は反故になり、かまってちゃんな彼女は。
「話を聞いてくれなきゃ死んじゃう」と…1時間も2時間もマシンガントークを展開。
毎晩そんな感じなので、私も疲弊しきっていましたが。
万一の事故も怖くて…ついついだらだらと相手をしてしまう私。
時には彼女が「今月はもうお米もない…」と涙声で訴えてくるので。
自宅にあるものだけでは間に合わないな。
私はそう思ってなけなしの所持金から食べ物を買って段ボール箱に詰め。
彼女に気持ちだけだよ、そう言いつつ送ってあげたことも数回ありました。
さすがに…彼女から現金を無心された折にはもう自分のキャパを超えているな。
そう感じて、かつて私自身もお世話になっていた彼女の通院先の精神科病院の。
ソーシャルワーカーに言葉を選びつつも彼女とのことを連絡しましたが…。
数日後、会社で仕事中の私宛に掛かってきた電話の主は。
信じられないことに彼女の交際相手の男性の担当ケースワーカー。
つまり、私が内心負担に思いつつもお付き合いを続けていた彼女と交際相手の男性は。
アパート暮らしを始めるにあたり生活保護申請、受給決定が下りていたのですが…。
なぜか、彼女が交際相手ともども私から「援助を受けていた」ということになっていて。
私宛に掛かってきたのはそれを知った福祉事務所からの事実確認と。
彼女たちにとっては赤の他人、身内でもない私に対する「今後引き続いての援助」の可否を問う電話だったのです。
――その後もすったもんだがありました。
最終的には彼女が正確な収入報告を福祉事務所にしていなかったことが原因だとされ、彼女自身の保護費が減額されることで決着がついたのですが。
私も迂闊だったとはいえ、職場にまでそういう電話を掛けられて。
オフィスでも変な目で見られて非常に困惑しました。
それ以降、私は当然彼女とも交際相手の男性とも一切の連絡を絶っています。
今でもトラウマです。
女同士であっても…トラブルは起こり得るものであり、初めこそ友情だと信じ込んでいても。
いつしか友情が“同情”にすり変わって、トラブルに結びついてしまったという苦い現実です。
彼女だけが「かまってちゃん」なメンヘラ女子だったわけでは決してありません。
私も彼女の弱さをある意味「利用」して、無意識のうちに自分の存在意義を確認していたのです。
要求がヒートアップしていくばかりの彼女のムリな願いを聞き入れて対応することで。
彼女は私を友人だと思って頼ってくれているのだ。
そう思い込むことで「必要とされている自分」を確認したかった私もまた。
「かまってちゃん」でしかなかったのです。
つまり、私も相当に歪んだ「メンヘラ女子」のひとりだったのです。
私も彼女の心を利用し、彼女の心に「依存」していたのです。
もう…今だからこそこう言い切れるのですが。彼女と私の間にあったものは友情でも愛でもなく。
「共依存」という名の最低な人間関係でした。
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メンヘラ本人のためにもムリを感じたら毅然とした態度で別れよう
何よりも私が強調したい点はただひとつ。
人間と人間との関係は、決してボランティアではないということです。
もうムリ、そうあなたが感じた時点で。
相手との関係性は少なくとも、対等なものではありません。
メンヘラでかまってちゃんな相手が。
ひたすらムリを言ってあなたを振り回す相手に合わせて…あなたが自分を殺している時。
相手もあなたの優しい心を利用し、あなたを振り回すことで自分の存在意義を確認していることは間違いないのですが。
それは同時にあなた自身も、相手に振り回されることによって自分を相手が必要としていることを確認しているに過ぎないといえます。
そこにあるのはあなたもまた、相手の心を利用しているというイタい現実と。
そして「共依存」という名のドロドロな愛憎。
「共依存」な関係性は、いわば互いの足の引っ張り合い。
共依存の泥沼の中では…人間としての成長も、互いの感情の深め合いや高め合いも。ましてや愛も友情も…何も生まれはしません。
ただ、お互いに疲弊し、心が摩耗してしまうだけです。
あなたのためにも、そして相手のためにも。
「メンヘラ」に限らず、一緒に過ごしてムリを感じる相手に「犠牲」になっている必然はどこにもありません。
ムリだと感じた時点で、きっぱりと別れましょう。
もう二度と連絡は取り合わない、そうきちんとけじめをつけて毅然と別離を果たしましょう。
電話番号やメールアドレスは変更し、SNSもブロック。
場合によっては引越しも必要かも知れません。
転居には多額のお金も労力も必要としますが、あなた自身の安全を鑑みればもはや「必要経費」です。
よく「メンヘラな相手に対していきなり音信不通にすると余計にストーカーされる」と。
そんな意見をされる方も見受けられますが、個人的には違う気がします。
相手からのしつこい連絡を恐れるばかりに、自分からそれとなくフェードアウトしようと自身に言い訳しつつ。
結果としてこちらのほうからメンヘラな相手に連絡を取ってしまうことのほうが。
毅然とした別れが出来ない“失敗”の絶対数としては多いように感じます。
なぜなら、メンヘラな相手とはもう別れようと思う時点ですでに。
その…メンヘラ本人とあなたは「共依存」な関係性が成り立ってしまっていることが殆んどだからです。
別れを決意した当初は二度と会わない、そう思ってはいても。
メンヘラな相手にさんざん利用されることに慣れきってしまっていると。
あなた自身が気づかないうちに「かまってちゃん」に姿を変えていて。
メンヘラにすら必要とされないあなた自身の現状が不安に感じられてしまい…また距離を置いたはずの相手の元に戻ってしまうのです。
メンヘラな相手との関係を考えるうえで、一番怖いのはそこです。
メンヘラな相手と距離を置かなくちゃ、そう気づいた時点であなたもまた。
同じくメンヘラになっていることが殆んどだということを。
もっと多くの人に知っていただきたい、私はそう強く望んでいます。
もしも。本当に自分の力を超えてしまっているほど、メンヘラな相手との問題がこじれているなら。
警察の生活安全課や男女共同センター(自治体によって名称の違いあり)。
もしくは、役所等で定期的に催されている「法律相談」などに迷わず相談しましょう。
それぞれの事案に適した専門家に結び付け、トラブル解決の糸口を示してくれるはずです。
相談するのはあなた自身の安全のためだけではありません。
メンヘラな相手を更生させられるのは素人のあなたではなく、正しい知識を持った専門家だけなのです。
その点もよく弁えつつ、あなた自身のようにメンヘラな相手のことも大切に思うのならなおさら。
お互いの未来の幸福のために、どうかあなたは毅然と対応出来る人であってください。
人間関係につかれて癒されたいな、と思った時は、ほっこりするエンターテイメント作品がおすすめです。
大人も癒されるディズニー映画はご存知ですか?

前田穂花

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為になった。
半魚人様
前田穂花です。
確か…前の記事でもコメントをくださった方ですよね。
いつも拙記事を読んでくださってありがとうございます。
折しも今。
各キュレーションサイトの様々な問題がクローズアップされているなかで。
ライターである私自身、情報の「送り手」としてさらに心を引き締めつつ、
読者の皆様に対し、正確で私個人の主観のみに偏らず、
かつ少しでも皆様のお役に立てる記事をお届けしなければと想いを新たにしています。
そういったなか、このようにコメントをいただけることは私にとって大変励みになります。
本当にありがとうございます。
前田穂花