DiegoJ.Ramirez

(出典:photo by DiegoJ.Ramirez クリエイティブコモンズ)

 

人生に疲れた。

生きるのに疲れた。

 

もう頑張れない。

頑張りたくない。

 

「頑張らなくていいです。ひと休みしましょう」

少しくらい休んだからといって、長い人生どうってことはありません。

 

生きていれば誰しも迷ったり、悩んだり、疲れたりすることもあります。

私も三十数年生きているあいだに何度かそんなことがありました。

明日が来ることに怯えるような気持ちになったこともありますし、

生きているのが嫌になってしまったこともあります。

 

そんなときは休むのが一番です。

心のSOSを無視してはいけません。

心のSOSを無視してしまうと、体まで壊してしまうかもしれません。

 

とはいえ、休むにしても一人ではいたくない心境かもしれません。

一人で休んでいると、どうしても気に病んでしまう。

誰かにそばにいてもらいたい。

 

家族や友人、恋人に頼れればいいですが、いつもそばにいてもらえるとは限りません。

そんな人生に疲れた・生きるのに疲れたあなたに寄り添い、励ましてくれる歌があります。

 

歌はあなたのそばにいてくれます。

人生に疲れた・生きるのに疲れた時に聴きたい、おすすめの歌をランキング形式で紹介します。

ライターである私が歌詞にも感動しながら、人生に疲れたとき・生きるのに疲れたときに聴く歌です。

お疲れ度が高い人ほどランキング上位の歌をおすすめします!

 

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人生に疲れた時におすすめ歌ランキング第5位 we can go/鬼束ちひろ(2001年3月発売)

鬼束ちひろwe can go

作詞:Chihiro Onitsuka レーベル:東芝EMI・Virgin TOKYO お疲れ度:60%

 

鬼束ちひろさんの歌というと、バラードのイメージが強いかなと思います。

存在感のある、鬼気迫るような歌声に圧倒されますよね。

この歌は鬼束ちひろさんの楽曲のなかではアップテンポで、わりと明るい曲調です。

カントリーミュージックのようなリズムも取り入れられています。

 

鬼束ちひろさんの歌は神秘的というか、アーティスティックすぎて私にはちょっとという人も、この『we can go』は受け入れやすいので、ぜひ聞いてみてほしいです。

 

誰だって人生に行き詰まってしまうことってありますよね。

もう何をしていいのか分からない、希望もない。願いもない。

真っ暗闇のような場所にいて、自分はそこから這い出そうとジタバタしているのに光が見えない。

そんなふうに人生に疲れた時に聞いてほしいおすすめの歌が『we can go』です。

 

苦しくて、辛いときに人は自分のことでいっぱいいっぱいで、助けようとしてくれる人の存在に気づかないことがあります。

あなたを助けたいと思っている人、心配している人の存在を忘れてしまうことがあります。

もしあなたが人生に疲れてしまって、もう真っ暗闇のようだという場所にいるのなら、あなたがすべきことは頑張ることではなくて、誰かに助けを求めることかもしれません。

 

完全ではない自分を受け入れて、すべてを完璧にはこなせない自分を許してあげることのほうがずっと大事かもしれません。

 

人は自分がうまくいっていない時ほど、人を遠ざけてしまうことがあります。

みじめな自分を見られたくなかったり、プライドのせいなのか、あるいは恥ずかしさのせいなのか助けてほしいという声を発することができなかったりします。

 

そんな真っ暗闇にいるような時に、この歌を聞くとすごく励まされます。

一人じゃないという気持ちになれます。

この歌を聞いているうちに、人生に疲れた心はいつのまにか「どこにだって行ける」という気分に変わっているかもしれません。

この歌の紹介の最後に『we can go』の歌詞の一部を紹介します。

 

“We can go to the place 私たちは行ける

Where we’re forgiven 私たちが許される場所へ

耳を塞いでも

呼び続けるから

We can go to the place 私たちは行ける

Where we get freedom 私たちが自由になれる場所へ

羽根を失くしても

私は飛べるから”

 

鬼束ちひろファンの方にはこちらの記事もおすすめです。

第4位に鬼束ちひろさんの歌がランキング入りしています。

http://iiiyashi.com/057/

 

人生に疲れた時におすすめ歌ランキング第4位 MR.LONELY/玉置浩二(1997年8月発売)

玉置浩二MR.LONELY

作詞:玉置浩二 レーベル:Sony Records お疲れ度70%

 

やさしい歌です。

慰められます。

玉置浩二さんのセンチメンタリズム、ロマンチシズムがとてもよく表れています。

 

誰にだって、自分の思いどおりにならないことが人生には起こります。

むしろ人生というのは自分の思いどおりにならないことばかりです。

一生懸命やっても報われなくて、いつまでも成果が出ないように思われる。

そうしているうちに自分の無力感に打ちのめされることもあります。

不器用で、何に取り組んでも上手くいかなくて、自分はダメだなぁと思う時に聞いてほしい。

そんなふうに人生に疲れた時に聞くと、この歌のやさしさが胸に沁みて思わず泣いてしまうかもしれません。

 

この歌のメッセージは言ってしまえば、「何もなくても、うまくいかなくても、諦めずに地道に生きていこう」というだけのことかもしれません。

けな気に、笑顔をたやさずに、踏ん張って生きていく。

 

飾る必要もないし、ただ懸命に生きていく姿こそが最も人間らしく美しいんじゃないかと励まされます。

誰かのために、地道に生きつづける。

人生でそれだけできていれば、もう十分すぎるくらい素晴らしいことなのだと気づかされます。

 

人として大事な何かがこの歌には込められている気がします。

『MR.LONELY』を聞いているうちに、いつのまにか生きる活力と穏やかな心を取り戻せています。

歌詞の一部を紹介します。

 

“こんな僕でも やれることがある

頑張って ダメで 悩んで

汗流して できなくって

バカなやつだって 笑われたって

涙こらえて”

 

実は、私がこの歌を知ったのは玉置浩二さんきっかけではなく、Mr.Childrenの桜井和寿さんや音楽プロデューサーの小林武史さんらが組んでいるバンド「Bank Band」がきっかけです。

バンクバンドは沿志奏逢というアルバムを出していて、いろんな歌手の歌をカバーしています。

MR.LONELYは沿志奏逢2に収録されています。

玉置浩二さんの歌声とはまた違って、桜井さんの声のMR.LONELYもいいですよ。

沿志奏逢2の収録曲はこちらから見れます。


沿志奏逢 2 [ Bank Band ]

 

 

人生に疲れた時におすすめ歌ランキング第3位 花─Memento-Mori─/Mr.Children(1996年4月発売)

hana

作詞:桜井和寿 レーベル:トイズファクトリー お疲れ度80%

 

この歌のタイトルは『花─Memento-Mori─』です。

Memento-Moriはラテン語です。

Mementoは「覚えていなさい、思い出せ」

moriは「死、死ぬこと」という意味です。

Memento-Moriの意味は「死ぬことを覚えていなさい」「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」といった意味になります。

 

人生に疲れた時に、「死ぬ」なんて物騒なことを話してすいません。

ただこの言葉は決してマイナスの意味に使う言葉ではありません。

 

「いつかは死ぬ」ということを意識しながら生きようってことなんです。

「どうせいつかは死ぬ」と思っていれば、「今を生きよう」と思えるし、「今を楽しもう」とも思えます。

「死ぬ気になれば、生きられる」なんて言いますよね。

 

もしかして人生に疲れて、自殺を考えている人は、

「どのみちいつか死ぬんだから、わざわざ今自分で死ななくていいや」と思えます。

 

「どうせいつか死ぬんだから、前向きに生きてみよう」

「どうせいつか死ぬんだから、生きているあいだは思い切り生きよう」

この歌のメッセージは「思い切り生きよう」ってことなんです。

 

そして、思い切り生きるために「自分を認めてあげよう」「自分を愛してあげよう」と桜井和寿さんは歌います。

思い切り生きれば、自分を認めてあげられるし、愛してあげられる。

自分を認めてあげたり、愛してあげたりできれば、思い切り生きられる。

 

「負けないように枯れないように笑って咲く花になろう」

「心の中に永遠なる花を咲かそう」

 

自分を肯定する、生きることを肯定するというメッセージに溢れた歌です。

ぜひ歌を聴いて桜井和寿さん、Mr.Childrenのメッセージを感じてみてください。

きっと人生に疲れた・生きるのに疲れたあなたも少し前向きになれるはずです。

 

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人生に疲れた時におすすめ歌ランキング第2位 時代/中島みゆき(1975年12月発売)

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作詞:中島みゆき レーベル:キャニオン・レコード お疲れ度90%

 

いまさら紹介するまでもない名曲です。

老若男女すべての方に知れわたっている歌だと思います。

 

さきほど紹介したMr.Children『花』よりもランキング上位にしたのは、『時代』というタイトルのとおり、「もっと時間をかけてゆっくり前向きになればいいよ」という気持ちになれるからです。

急がせない優しさが感じられる分、第2位にしました。

 

『花』が人生に疲れた・生きるのに疲れたけど、明日も頑張って生きてみようと思える歌ならば、

『時代』は人生に疲れた・生きるのに疲れた、すぐにはムリかもしれないけど、いつかはそんな日々もあったねと笑えるから大丈夫だよ、というメッセージの歌です。

 

「そんな時代もあったねと

いつか話せる日が来るわ

あんな時代もあったねと

きっと笑って話せるわ

だから今日はくよくよしないで

今日の風に吹かれましょう」

 

『時代』の歌詞はケセラセラの精神、「なるようになるさ」といった気持ちになれます。

歌詞ではありますが、もはや名言です。

聴いているうちになんとなくリラックスできて癒される歌です。

 

人生の大先輩、中島みゆきさんに「なるようになるから大丈夫だよ」と言って、包んでもらえているような気分になれますので、ぜひ聴いてみてください。

 

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人生に疲れた時におすすめ歌ランキング第1位 今夜、君の声が聞きたい/柴田淳(2004年2月発売)

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作詞:柴田淳 レーベル:Dreamusic お疲れ度100%

 

柴田淳さんは、きれいで物憂げな雰囲気の女性です。

私がアンニュイで素敵な女性と言われたら、はじめに頭に浮かぶ人です。

疲れたときにそばにいてもらえたら癒やされそうな雰囲気の人だと勝手に思っています。

 

そんな柴田淳さんが歌う『今夜、君の声が聞きたい』という歌はとてもゆったりとしたヒーリング系の歌です。

私にとっては、子守歌のような歌です。

電気を消して布団に入って、小さな音でこの歌をエンドレスリピートにしたまま眠ったこともあります。

 

子どもの頃、布団に入ってから怖い妄想をして眠れなくなったことってありませんか?

記憶があいまいですが、私は小学校の低学年のときには弟と二人で、親とは別の部屋で眠るようになっていました。

眠っているあいだに泥棒が入ってきたらどうしようとか、火事になったらどうしようとか、幽霊まで想像したりして。。。

となりですやすやと眠る弟の寝息を聞いていると、もし何かあったら弟をしっかり守らなきゃと思ったものです。

 

泥棒なら部屋の入口から入ってくるだろう、火事なら台所から火が出るだろうと想定し、弟を起こしてから、どうやって親のところへ知らせに行けばいいかと頭の中で方法を探しました。

部屋の入口を通って、台所を通らないと親の部屋には行けないので、無事に知らせることができるだろうかと不安になったりしました。

 

そんな怖い妄想をしたわけではないのに、たまになぜだか眠れない日もありました。

そんな眠れないときに奥の部屋から、親の話し声だったり、テレビの音だったりがうっすらと聞こえてきて、親がまだ起きている気配を感じると不思議と安心したものです。

 

柴田淳『今夜、君の声が聞きたい』は私にとってはそんな親がまだ起きている気配を感じて安心していたのと同じ効果があるように思います。

 

眠れない夜にまだ起きている人、自分と同じように眠れない人がいる気配を感じて安心できる歌です。

安心して眠りに落ちるまで、柴田淳が子守歌を歌ってくれている。

そんなふうに感じさせる歌です。

 

この歌を第1位にしたのは、『花』のように前向きになろうとするわけでもなく、『時代』のようにいつか時がたてば大丈夫だからというわけでもなく、

とにかく不安で、人生に疲れた、生きるのに疲れたという今、今日という日をなんとかしたい、慰められたい、癒やされたいという思いに応える歌が『今夜、君の声が聞きたい』だからです。

 

この歌は前向きになるとか、いつかきっと大丈夫だからといったメッセージはありません。

歌を聴いたくらいで前向きになれない、いつか大丈夫になるなんて思えないという人もいるでしょう。

 

それなら前向きにならなくていいし、いつか大丈夫になると思わなくてもいいです。

『今夜、君の声が聞きたい』はただ今日という日を過ごしている、今この時を慰めてくれるだけの歌です。

 

だから、第1位にしました。

人生に疲れた・生きるのに疲れた夜にぜひ聴いてみてください。

この記事の歌を聞いて癒やされた方は、もう少し元気が出てくる歌も聞きたくなってくるかもしれません。

頑張る活力を歌から得たい方におすすめの記事がこちらです。

http://iiiyashi.com/029/

タイトルどおり、元気が出てくる歌を紹介しています。

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