(出典:photo by David Photo Studio クリエイティブコモンズ)
モテる男って、どんな男?太宰治はなぜ女性にモテたのか?
モテたい!
すべての男の共通する悩みですよね。
誰もが一度は思ったことがあるはずです。
じゃあ、モテる男って、どんな男なんだろう?
女の人がよく言うのが、「やさしい人がいい」ってやつです。
顔のいい男がモテる、運動ができる男がモテるだと、持って生まれた能力によるところが大きいですが、やさしい人になるなら努力でなんとかなるかも。。。
でも、女性が言う「やさしい男」って、何なのでしょう?どんな人なのでしょう?
稀代のモテ男である太宰治から女性の言う「やさしい男」を学びます。
太宰治の書いた『人間失格』は私小説であり、自伝であると考えられています。
とすれば『人間失格』を読めば、太宰治の姿が見えてくるはずです。
どんなモテる方法が潜んでいるんでしょうか。
やさしい男のほかにも、モテる男の特徴・条件・雰囲気を盗んでいきましょう!
女性が言う「やさしい男」って、どんな男?
モテる男1.女性を笑わせる男
“女は、男よりも更に、道化には、くつろぐようでした。”
『人間失格』P31(ページ表記は新潮文庫でのページ数です。以下、同じ)より抜粋
太宰治の言う「道化」とは、相手をくつろがせるためにドジに振る舞うことです。
太宰は女性に自慢話をしたり、偉そうに振る舞ったりせず、ドジを演じて女性を笑わせていたのです。
“女は、男よりも快楽をよけいに頬張る事が出来るようです。”(『人間失格』P31より)
男性よりも女性の方が、より笑わせてもらうことが好きだと太宰は観察しています。
モテる男2.女性の秘密を守れる男
(出典:photo by Cheung Tin Yeuk クリエイティブコモンズ)
人に本音を言えない孤独の匂いが、女性にとっては恋の秘密を守れる男としてかまわれることになりました。(『人間失格』P23より)
女性は好きになった男性には本音で話し、秘密を打ち明けます。
その秘密を守ってくれる男は、女性にとってやさしい男です。
ふだん口数が多くて面白い人でも、口数が少なくてクールな人でも、女性から打ち明けられた秘密を守れる男が女性から好かれます。
スポンサードリンク
モテる男3.女性にプレゼントする男
“女は、どんな気持で生きているのかを考える事は、自分にとって、蚯蚓(みみず)の思いをさぐるよりも、ややこしく、わずらわしく、薄気味の悪いものに感ぜられていました。ただ、自分は、女があんなに急に泣き出したりした場合、何か甘いものを手渡してやると、それを食べて機嫌を直すという事だけは、幼い時から、自分の経験に依って知っていました。”(『人間失格』P33より)
太宰治には兄弟がたくさんおり、4人の姉がいました。
またお金持ちの家に育ったので、女中も何人もいたようです。
幼い時から女性がまわりにたくさんいたので、女性が何を考えているか分からなくても、経験によってどうすればよいか知っていたところもあったんですね。
モテる男4.女性に頼る男
“用を言いつけるというのは、決して女をしょげさせる事ではなく、かえって女は、男に用事をたのまれると喜ぶものだという事も、自分はちゃんと知っている”(『人間失格』P53より)
女性は男性に頼られるのが好きなんですね。
自分が役立っているという実感が、自尊心を満たすのかもしれません。
自分がいないとこの男の人はダメなんだからと母性本能もくすぐられるのかもしれませんね。
スポンサードリンク
モテる男5.女性をよく観察する男
(出典:photo by Jonathan Kos-Read クリエイティブコモンズ)
“女は引き寄せて、つっ放す、或いはまた、女は、人のいるところでは自分をさげすみ、邪慳にし、誰もいなくなると、ひしと抱きしめる、女は死んだように深く眠る、女は眠るために生きているのではないかしら(中略)同じ人類のようでありながら、男とはまた、全く異った生きもののような感じで、そうしてまた、この不可解で油断のならぬ生きものは、奇妙に自分をかまうのでした。”(『人間失格』P30より)
この箇所だけではありませんが、太宰治は実によく女性を見ています。
そして女性の心が分からないと言いながらも、細かなところまで観察しています。
この観察眼によって感じとったことと道化によるサービス精神が女性にほっとかれず、かまわれることとなった大きな要因でしょう。
モテる男6.女性から見てギャップのある男
“あなたを見ると、たいていの女のひとは、何かしてあげたくて、たまらなくなる。いつも、おどおどしていて、それでいて、滑稽家なんだもの。時たま、ひとりで、ひどく沈んでいるけれども、そのさまが、いっそう女のひとの心を、かゆがらせる。”(『人間失格』P86より)
おどおどしていて、笑わせてくれて、なのに一人で沈んでいる時もある男性の姿が、女性の心をくすぐるんですね。これって、いわゆるギャップってやつじゃないでしょうか。
ギャップのある男性は、女性が気になってしまうんですね。
スポンサードリンク
モテる男7.女性が惹かれる雰囲気のある男
(出典:photo by ThalesEGO クリエイティブコモンズ)
“淫売婦たちと遊んでいるうちに、「女達者」という雰囲気がつき、女性が本能によってその雰囲気を感じとり寄り添って来る。”(『人間失格』P44より)
“女に夢を見させる雰囲気が、自分のどこかにつきまとっている。”(P44)
雰囲気なので漠然としていますが、女性の扱いに慣れていることによる余裕がいっそう女性を惹きつけるのかもしれません。
太宰治が有していた夢を見させる雰囲気というのは、女性に慣れているところや、ほっとかせない母性本能をくすぐるところなどを合わせた雰囲気のことでしょう。
太宰治から学ぶモテる男のまとめ
7つの項目を挙げましたが、もっとも真似しやすいのは「女性をよく観察する男」じゃないでしょうか。
よく観察することでモテる男への道がすべて始まります。
女性をよく見て、観察して、なにを求めているか、欲しているか先読みして行動してあげれば、かならず女性は「やさしい男」と思ってくれます。
精進していきましょう。
女性の心をもっと知りたいなら、恋愛を学ぶ学校もあります。
結婚紹介所で15年通いつめて彼女ができない人も、お見合いを150回連続で失敗した人も、 受講後6ヶ月以内に彼女ができているスクールです。
今までの人生で恋愛を不得意としている人に必要なのは「恋愛への自信」それだけです。
その方法を6時間かけて3000円でお伝えしてくれます!
御覧になってみてください。
太宰治の『人間失格』ってどんな小説なのか気になる方はあらすじ・ストーリーなどを分かりやすく解説した記事をどうぞ
http://iiiyashi.com/033/
http://iiiyashi.com/055/
“モテる男の雰囲気とは?なぜ太宰治は女性にモテたのかを学ぶ” への1件のフィードバック