生い立ち
1981年12月、新潟県の佐渡ヶ島に生まれ高校まで島で育ちました。
田舎自慢をするのもなんですが、田舎さ加減ならたいていの人には負けません。
電車が走っていません。
マックがありません。
映画館がありません。
「あ~、テレビもね、ラジオもね、おらこんな村いやだ~♪」と吉幾三を地で行くカンジ。(テレビも、ラジオもありましたし、車社会なので車はそれなりに走っていましたが)
幼少期は外で遊ぶのが大好きで、島の大自然と戯れていました。
缶蹴り、こおり鬼、ドッジボール、野球、サッカーなど暗くなるまで遊んでいました。
18歳、大学入学とともに上京。
前述のとおり地元には電車がなかったので、上京当初は電車に乗るのに少し緊張。
それとともに3~5分おきにくる山手線の電車に都会の人たちが走って乗るのが不思議でした。本気で。
でも都会に染まってしまった今のわたしは時々走って乗ってしまいます。
大学の入学式の後にキャンパス内を歩いていたらテニスサークルの勧誘にあい、サークルの女子から腕を組まれる。
東京は知らない女性が腕を組んでくる恐ろしくもスゴイ場所だと知りました。うっかりテニスサークルに入りそうになりましたが、なんとかとどまりました。
入学してすぐに語学のクラスメイトで東京育ちの美女にまんまと恋をするも失恋。
失恋の痛手と大学の授業に興味をもてなかった時に、たまたま地下鉄千代田線町屋駅前のTSUTAYAで手にとった村上龍さんの『すべての男は消耗品である』であるにシビれてしまいました。
本って、こんなに自由に好きなことを書いていいんだという衝撃でした。
少しだけ立ち読みして買って帰ると、すぐに読み終えました。
その後、村上龍さんのエッセイを読みあさり、小説に移行して村上龍さんの作品をほとんどすべて読んだのち、ほかの作家も読み始めました。
好きな作家は本に目覚めさせてくれた村上龍氏と、本をよく読むようになってから最も好きになった村上春樹氏。女性作家なら、江國香織さんと西加奈子さんが好きです。
以降、大学3年まで読書漬けの生活をしていました。
二十歳になる頃から作家になりたいという夢を持つようになります。
大学3年生になり卒業後のことが少しずつ気になり始めた頃、すぐに作家になれる自信もないため、まわりが司法試験の勉強をしていたこともあり、なぜか自分も司法試験の勉強を始めてしまいます。
このころ描いていた妄想は、司法試験をさっさと受かって弁護士としてリッチな生活をしながら、小説家を目指すという甘っちょろいものでした。
そもそも小説家になりたいのにもかかわらず、まったく小説なんて書いていませんでした。書いていないというより、書けませんでした。
文章は書いていましたが、ただ文章を書いても小説にはなりません。
まったく小説の書き方が分かりませんでした。
大学4年生のときに、一度だけ司法試験を受けるも不合格。
3カ月本気で勉強すれば受かるという、とち狂った勘違いをしていました。
本番1ヶ月前に、このままのペースでは間に合わないことに気づき絶望。
民間の会社に入るには就活のタイミングを逃してしまっていたし、留年する気もなかったため、どうしていいか分からずに落ち込む日々でした。
その後あまりなりたかったわけではありませんでしたが、公務員になれば給料も安定しているし、自分の時間もとれるのではないだろうかと考え、受験することにしました。
公務員として働きながら小説家を目指そうと思ったのです。
公務員になるのにバリバリ働くつもりはありませんでしたので、国家公務員ではなく地方自治体の公務員試験を受けました。
無事に公務員試験に合格し、翌年の4月に働き始めるまで時間があったため、バイトをしたり海外旅行をしたりしていました。
沢木耕太郎さんの『深夜特急』という本に憧れていたので、ビビりながらもバックパッカーを気取って1カ月タイとカンボジアを旅行しました。
『深夜特急』はバックパッカーのバイブル的な本なので、旅行先で出会う一人旅している人たちは皆さん読んでいました。
『深夜特急』の次に好きな人が多いのが、パウロ・コエーリョの『アルケミスト』という小説です。わたしも好きな小説です。
バンコクからシェムリアップまでのバスがどこかのゲストハウスに着いてしまったり、タイの田舎町で一日現地の人に観光案内してもらったり、20人くらいしか人が住んでいなそうな小さな島に行ったりしました。
『深夜特急』ファンとしては、自分のしたことは旅行ではなくて旅と言いたいところですが、わたし程度の冒険では旅というより旅行という方が正しい気がします。
社会人になり、26歳のときには憧れだったインド一人旅を7泊9日と短い期間ですが果たします。
ガンジス川で平泳ぎをしたり、インド人のゲイの家に遊びに行ったり、深夜特急に出演しているムケという少年に会ったりしました。少年といってもムケはわたしの一つ年下くらいで、すっかり大人になっていました。
2005年(平成17年)からはおとなしく10年間、某自治体の公務員として勤務していました。
異動しながら川の管理、職員が出張したときの交通費の支給、職員公舎・食堂の管理、東日本大震災の支援、広報・記者発表といった業務を担当しました。
作家になることが夢だったので、公務員として働きながら小説やエッセイを書き公募の賞に応募していました。
10年間公務員として働いてきましたが、想像していたよりも公務員も楽ではありませんでした。年齢とともに責任の重い仕事も任されるようになってきます。
残業する時間も長くなり、ほとんど仕事以外の時間を取れないくらいの生活になってしまいました。
そんな仕事の状況に、くすぶっていたライターになりたいという気持ちが再燃し、仕事に生活を捧げるなら、せめて自分の好きなことを仕事にしたいという気持ちが強くなっていきました。
2015年ついにライター・コピーライターとして転職することを決意し、安定した職業である公務員を退職しました。
4カ月ほど転職活動をしたのち、現在お世話になっている会社にライターとして拾っていただけ、現在に至っています。
日々、人を癒せる文章とはなんぞや?という命題とくんずほぐれつ格闘しながら、いやしこむを読んでくださる方を癒す文章を追求しています。
性格
性格はおだやかで、基本的には周囲の人に合わせることが多いが、こだわりのあることには頑固なところも。
興味のあることは熱心に取り組みますが、興味のないことはなるべく手を抜こうとします。
そのあたりは血液型がB型っぽいところかなと思っています。
高校生のときに流行った動物占いはトラでした。自由・平等・博愛主義者だと書いてありました。
星座はいて座で、血液型B型で、動物占いトラに共通するのは自由を愛しているところです。
あくまで占いの言っていることですが、自分でも自由を愛している人間だと思います。
文章のこと
作家に憧れている駆け出しライターです。
「またつまらぬことを書いてしまった」が口癖の文士。(石川五右衛門のマネです)
文章は「広く深く」を目標にしたいです。といってもなかなか難しいので、「広く浅く」と「狭く深く」だったら「狭く深く」を選びたい人間です。
好きなものエトセトラ
本と音楽と映画、旅、美しい人やものや景色や言葉
マヤノトップガン、横浜フリューゲルス、ダウンタウン、フットサル、冬の陽光、情に厚くて冷静で情熱的な人、旅人、深夜特急、バガボンド、甲子園、将棋、やわらかくて温かい人、ものをつくる人、自分のことを疑える人、LIVE、散歩
好きなスポーツ
愛情をもってしまっているのは野球、恋心を抱いたのはサッカー。
小学6年生のときにJリーグが開幕し、サッカーブームのなか昼休みはよくサッカーをしていました。部活は中学まで野球部でした。いまはただの野球好きのオジさんです。
好きな映画
『GO』 『アメリカンヒストリーX』 『ぐるりのこと。』 『スワロウテイル』 『Love Letter』 『東京日和』 『サヨナラCOLOR』 『耳をすませば』 『DRINK』 『シコふんじゃった』 『ホーム・アローン』 『グーニーズ』 『重力ピエロ』 『ニューシネマパラダイス』 『アゲイン 28年目の甲子園』
好きな音楽
Mr children、サザンオールスターズ、ブルーハーツ・ハイロウズ、中島みゆき、ケツメイシ、長渕剛、エレファントカシマシ、GOING STEADY、SUPER BUTTER DOG、スピッツ、ハナレグミ、くるり、wyolica、BRAHMAN、一青窈、RADWIMPS、ELLEGARDEN、斉藤和義、椎名林檎、BUMP OF CHICKEN、Cocco、鬼束ちひろ、中島美嘉、米津玄師、The Beatles、John Lennon
好きな有名人
中山美穂、松本人志、石原慎太郎、村上春樹、田原成貴、リリーフランキー、桑田真澄、ロベルト・バッジオ、桜井和寿、窪塚洋介、沢木耕太郎、岩井俊二、永積タカシ、岸田繁、伊集院静、小山薫堂、林修、西加奈子、John Lennon、マハトマ・ガンディー
何卒よろしくお願いいたします。
ライター澤野が書いた渾身記事